法然院サンガ: 004
法然院サンガからのご案内
N-0004-J
Arabindia ライブ
ライブや展覧会などを積極的に行っている法然院。
けっして大がかりなものではないが、お寺の雰囲気を上手く生かしたそれらのイベントは
好評を博しており、アーティストとのしっかりとした関係も築かれているようだ。
Arabindia のライブが1997年10月23日(木)夜の7時より法然院本坊にて行われた。
秋の夜の法然院は、静かな空気に虫の音が響き、ほのかにライトアップされた庭園も拝観することができた。
左:ライブ受付 中:梶田真章 貫主 右:ライブ前の挨拶をする梶田真章 貫主
Arabindia(アラビンディア)は、常味裕司(ウード)吉見征樹(タブラ)太田恵資(ヴァイオリン)の3人のメンバーで構成されており、アラビンディアという名前は、彼らが専門としている
アラブとインドという言葉ををミックスさせたものである。
23日のライブではトルコやチュニジア・インドの曲をなどが演奏され、
使われた楽器もヴァイオリンを除くと普段目にすることのない珍しい楽器ばかりであった。
左:常味裕司(ウード) 中:太田恵資(ヴァイオリン) 右:吉見征樹(タブラ)
常味氏の説明によると、ウードはペルシャの古い楽器で、これが伝来する過程で形が変わり日本の琵琶になったそうである。ギターと違いフレットがついていない。また、タブラはもともと両面太鼓であったものが、より複雑な演奏を可能にするため片面のみの太鼓に発達したものであるらしい。微妙な音が出せるので、常味氏のしべった言葉を吉見氏がタブラの音で真似をする、という楽しいゲームのような掛け合いもとびだし、集まった聴衆約100人は珍しい楽器についての楽しい説明に笑いを漏らしていた。
左:タブラ 中:アラビンディア 右:急遽スタッフとして裏方を担当したロビン・ロイド氏
演奏技術の高さが目を引き、各者のソロになるとその手元にぐっと視線が集中してしまう。
息をつめて聴衆は、じっと迫力あふれる演奏に聴き入っていた。
(PHOTO & TEXT : ART JAPAN )
アラビンディアのメンバーは主に東京で活動しており、今回のように関西でのライブは年に数えるほどである。しかし、11月には2つのライブが予定されている。
JAZICO LIVE
JAZICO LIVE POST CARD
日時:1997年11月12日(水)13日(木)
開場 18:30 開演 19:00
会場:TORII HALL
大阪市中央区千日前1丁目7−11
TEL:06-211-2506
料金:前売 3000円 当日 3500円
チケット:チケットぴあ TEL:06-363-9999
予約・お問い合わせ:TORII HALL TEL:06-211-2506
第18回御殿山市民劇場
アラビンディア〜音のアラベスク〜
アラビンディア〜音のアラベスク〜ちらし
日時:1997年11月20日(木)
開場 18:30 開演 19:00
会場:枚方市立 御殿山美術センター2階ホール
TEL:0720-47-8351
料金:大人 1000円 小人 500円(中学生以下)
10月29日(水)から御殿山美術センターにて発売
電話予約可・介護者無料チケットあり・保育あり(要予約)
お問い合わせ:枚方市立 御殿山美術センター2階ホール
TEL:0720-47-8351
法然院伽藍内 秋期特別公開
法然院特別公開入山券
中庭の三銘椿(花笠椿・貴椿・五色散椿)
Photograph:Mizuno Katsuhiko
1997年11月1日(土)〜7日(金)9:00〜16:00
拝観料:800円
主催:京都古文化保存協会
*拝観料の半額は、京都古文化保存協会の活動資金になります。
特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
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