法然院サンガ:065

法然院サンガからのご案内

N-0065-J

UPDATE: 1999/01/14

川のフォーラム・京都(仮) 第1回小シンポジウム

琵琶湖の研究をもとにした近年の水環境−これからの官学民のありよう

川の流れは、まちの様子。特に、都市の川、水(水系)には、まちの様子を映し出しているような、住みどころとしての多様でたくさんのテーマが含まれています。広く各分野の人たちと連なって、楽しみながら、出来ることから始めて、・・・見たり、聞いたり、時に川に入ってみたりしながら。

日時:1999年 1月15日(金)14:30〜

会場:法然院

参加費:500円(資料代含む・懇親会参加者は3,000円)

定員:50名準備の都合上、第1〜第3部全部、または一部を決めて、お申し込み下さい。

主催:川のフォーラム・京都(仮)

協力:法然院

協賛:全国水環境交流会

申込・問い合わせ先:
法然院
〒606-8422
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 0903-274-7289

川のフォーラム・京都(仮) 塚本
TEL: 075-881-7765
FAX: 075-211-5093
E-mail: DZX06076@nifty.ne.jp

当日の予定:

第1部

14:30〜:中村正久(琵琶湖研究所所長)さんのお話

 琵琶湖では、総合開発以降の取り組みとして、総合保全制度の構築を掲げて検討を進めているが、ともすれば行政主導で制度のあり方が決まり、結果的にうまく機能していないということになりかねない。しかし、住民主導型の保全のあり方については現在も、試行錯誤が続いている。例を紹介しながら、住民、行政、専門家相互の関わりをめぐる課題について理解を深めるきっかけとしたい。

第2部

16:30ごろ〜:川のフォーラム・京都5回目会合

関心をお持ちの方は是非のぞいてみてください。

第3部

19:00ごろ〜:新年会をかねた懇親会


講演者プロフィール

 中村正久(なかむらまさひさ)

1945年生まれ
北海道大学工学部衛生工学科卒業
アメリカ合衆国ワシントン州立大学大学院土木工学科修士課程修了
アメリカ合衆国ケンタッキー州立ルイビル大学化学工学科環境工学担当助教授(1977年)
世界保健機構(WHO)西太平洋地域環境センター就職(1980年)
琵琶湖研究所総括研究員(1990年)
琵琶湖研究所所長(1994年)

専門は環境工学。主な論文に「琵琶湖の水資源と開発」など。


川のフォーラム・京都(仮)について

川のフォーラム・京都(仮)
この会は、この時期にきて、全国的な位置として「川のフォーラム・京都(仮)」づくりを一つの目標に、市民を主体とした広い分野の人々(行政、学者・専門家、民間)からなる複合的なネットの実体づくりのきっかけを願って、現在まで4回の準備的な集まりを持ち、これから、始まるところです。フォーラムが一過性とならない為にも、つくっていく過程こそが大切な実体であると考え、今年よりその具体的な活動を積み重ねていこうとしています。

これから進めようとしていること

内容は、話し合いながら進めていこうと思います。 現在の具体的な予定としては、子供を主体とした催しや、川のフィールドワーク、月1回程度の小シンポジウム(勉強会)の実施などが出ています。

興味・関心を持ってくださった方へ

川、水(水系)には、まちの様子を写し出しているような、住みどころとしての多様でたくさんのテーマが含まれていると思われます。風土、歴史・文化の移り変わりや、子供たちのこと、まちづくりのことなどさまざまな話へと流れます。今までのこだわりを少し捨ててみて、いろいろな分野の人たちと共に、もう一度大らかに出来ることから始めて、・・・見たり、聞いたり、直接川に入ったり。いろいろな役割の方のささえが必要です。

*お問い合わせは、川のフォーラム・京都 塚本まで。
(留守の場合は、貴方のご連絡先をお知らせ下さい。)


コメンテータープロフィール

村上宣雄(むらかみのぶお)

滋賀大学教育学部卒業植物社会学専攻。
中学校の教師をしながら、滋賀県内の植生調査を続ける。
滋賀自然観察指導者連絡会初代会長(10年)。
滋賀環境保全審議会委員会、余呉湖水質改善対策効果判定調査委員などを歴任。
現在、滋賀自然観察指導者連絡会顧問、滋賀県生物環境アドバイザー、
滋賀県いきもの調査専門委員、環境庁希少野生動植物種保存推進員、
滋賀県みずすまし構想推進協議会専門委員などに携わっている。
伊香郡西浅井中学校長。学校で地域の自然調査を核とした環境教育を推進。
全校生徒によるツバメ・タンポポ・ホタル調査を継続。
県の行政、教育者、研究者、地域住民、企業を巻き込んだ組織
「滋賀ビオトープ研究会」を3年の準備期間の後、今年発足させる予定。

「近江の山と植物」「郷土の自然」「滋賀の魚」「滋賀の水草」「滋賀の水生昆虫」など数多くの著作を共著。

 滋賀県は「ポスト琵琶湖」の段階に入っている。生態系保全を大前提として今後いろいろな事業が推進されていく。琵琶湖総合開発の成果と反省に立って、これからの事業は慎重でなくてはならない。県は住民の意見を取り入れるシステムを模索しているが、私が関わっている土木関係の生物環境アドバイザー制度や、みずすまし推進協議会制度、滋賀県生き物総合調査などのシステムに住民参加の場が設けられており、多くの県民が参加できる体制になりつつあり、行政の大きな変化の姿が見られる。ここで大切な事は、そこに参画する住民等のしっかりした知識と具体的な提案が必要であるという事である。これなくして、官民一体は、絵に描いた餅になる危険性がある。今回、私たちが発足の準備をすすめてきている「滋賀ビオトープ研究会」はこうした問題に対応でき、事の解決にあたることのできるシステムと考えている。

(資料:川のフォーラム・京都(仮) )


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
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