法然院サンガ: 145

法然院サンガからのご案内

N-0145-J

UPDATE: 2004/12/27
(UPDATE: 2005/01/25)

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 本年も愈々押し詰まりましたが、皆様方にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。したがって元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信ずる人々の集いを意味しました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。法然院には皆様方の日常とは違う、ゆったりとした時間が流れております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時 司会:杉若恵亮(亀岡市 法華寺 住職) 助手:橋本奈緒子(立命館大学2回生) 横槍:梶田真章】放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。

 朝鮮医療支援を続けていらっしゃる高康浩さんと李美於さん夫妻のご報告によれば、北朝鮮では医師が使われるボールペン、紙なども不足しているようです。ご家庭で眠っているボールペンがございましたら寺までお届け下さい。

 今年、法然院で耳にした中で私が一番印象に残りましたのは、10月13日に開いた「第7回 法然院 夜の森の教室『野生のゴリラと野生の子ども』」において京都大学大学院理学研究科教授 山極 寿一(やまぎわ じゅいち)先生が語られた次の言葉です。

 「30〜40年前までの日本は 仲間とともに生きる社会だったのに、現在は 他人とともに生きる社会になってしまった。」

   一人でも多くの方にお釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の精神をお持ちいただき、仲間とともに生きる社会であるという意識を取り戻していただけるよう、来たる歳も法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じております。どうぞよき歳をお迎えになられますようお祈り申し上げております。

                                         合掌

                                法然院 住職 梶田真章


「ボンズ・カフェ ライブ」

12月28日(火)

午後8時半〜11時

於 京都三条ラジオカフェ(中京区御幸町通三条下ル東側)

出演 ジャズピアノ:井上章一(国際日本文化研究センター教授)

参加料 1ドリンク代

毎月最終火曜日午後8時半からは、ゲストを迎えてのボンズカフェライブ、
午後10時からはラジオの公開生放送に突入します。

今月のゲストはジャズピアニストとしてのご活躍も期待される井上章一先生です。

どんなライブになるか興味津々。お集まり下さい。

京都三条ラジオカフェ(Tel.075-254-8556)

井上章一:京都大学工学部建築学科卒業。京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。 1980年4月、京都大学人文科学研究所助手。1987年5月、国際日本文化研究センター助教授。2002年10月より同センター教授。専門分野は、建築史・意匠論。現在の研究テーマは、風俗、意匠など、目に見えるものを通じた近代日本文化史の再構成。研究のキーワードは、風俗、意匠、近代日本文化史。著書:2002年『パンツが見える。‐羞恥心の現代史』朝日新聞社(選書)、2001年『キリスト教と日本人』講談社(新書)、1999年『愛の空間』角川書店(選書)、1998年『南蛮幻想』文藝春秋社、1995年『狂気と王権』紀伊国屋書店、1994年『法隆寺への精神史』弘文堂、1989年『ノスタルジック・アイドル‐二宮金次郎』新宿書房、1987年『アート・キッチュ・ジャパネスク‐大東亜のポストモダン』青土社(1995年 朝日選書へ『戦時下日本の建築家』と改題して収録)、1986年『つくられた桂離宮神話』弘文堂(1997年 講談社学術文庫へ収録)、1984年『霊柩車の誕生』朝日新聞社(1990年 朝日選書へ収録)。


「除夜の鐘」

12月31日(金)

午後11時半

鐘楼にて参詣者に一つずつ鐘を撞いていただきます。


2005年


「2004年『善気山遊びの寺子屋』ビデオ上映会と
2005年『善気山遊びの寺子屋』開催に向けて」

 1月 9日(日)

午後5時半 

2004年7月22日〜28日に法然院で行った
「遊びの寺子屋」の様子を纏めたビデオ(撮影・編集:土田恵理子)を上映(約35分)の後、
ミーティング「2005年『善気山遊びの寺子屋』開催に向けて」を開きます。

参加無料

「2005年 法然院サンガ 新年会」

 1月 9日(日)

午後7時

どなたでもご参加いただけます。

参加料 2000円

午後7時〜8時

「紙芝居で新年を祝う」

出演 東野健一(インドの巻物紙芝居)、古橋理絵(街頭紙芝居)

午後8時〜

「新年宴会」

各自、交換用のプレゼントを一品(予算ご自由)ご用意下さい。

差し入れも歓迎いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、法然院へ前日までに必ずご予約下さい。


「長島義明写真展『あれから10年:阪神大震災』」 

1月13日(木)〜23日(日)

午前10時〜午後4時

於 講堂

無料

 1995年1月17日、6,400人以上の死者が出た阪神大震災。戦後最大の自然災害で、神戸を中心とする町が壊滅状態になった大惨事としては、その後、語られる事や検証されねばならない事が意外にも少なく、期間もあまりに短すぎたように思う。今では、神戸や灘や芦屋、伊丹、宝塚といった被災地は別として、被害を受けなかった関東やそれ以外の地域の人々では、阪神大震災の事を話題にする事がほとんどなく、関心が薄れている。しかし、それでいいのだろうか。 日本という国はいつどこで震災が起こっても不思議はない国である。今まで震災が起きなかったから、今後も絶対に地震が起きないとは限らない。阪神大震災が起こって10年目にあたる今年、改めて、その被害の大きさや人の命について、語り合う必要があると思う。写真展「あれから10年:阪神大震災」の前にたち、防災の事、被災者の事、そして家族の事、生きる事と死ぬという事、そして貴方の事を考えて欲しいと思います。

                            (長島 義明)

長島 義明

 1946年、大阪生まれ。1963年、日本写真専門学校卒。1963年より日本全国撮影後、海外各国を撮影。現在まで100ヶ国以上を旅する。1985年、写真集「One World One People」がアメリカ芸術雑誌協会最優秀賞を受賞。 1987年、文化庁より芸術家在外研修員としてフランス(パリ)に派遣され1年間滞在。1995年、阪神淡路大震災を撮影、出版。大阪、神戸、新潟、ニューヨーク等で写真展開催。その後、毎年1月各地で写真展開催。2000年、北京を撮影する世界の写真家50名のなかに日本人写真家として中国より招待される。2001年、写真展「平和だった頃のアフガニスタン」を日本各地30ヶ所で開催(法然院では2001年12月1日〜7日に開催)。 その他、個展・出版多数。日本写真家協会会員。文化庁芸術家在研会会員。


「深川和美 童謡サロン 〜ペチカ〜」

1月14日(金)

午後7時(午後6時半開場)

於 庫裏玄関

出演

うた:深川和美  タップ:伊藤敬子 パーカッション:土居秀行 ピアノ:多久雅三

会費  前売 1500円  当日 2000円

お問い合わせ アクティブKEI TEL 075-255-6586

童謡サロンのホームページ http://www.jojo-plan.com/doyo/

あなたが歌いたい歌、聞きたい歌をリクエストしてください。

リクエスト受付締切 2005年1月7日

リクエスト・参加予約受付

メール info@jojo-plan.com  ファックス 075-255-5816

アクティブKEI内 童謡サロン係

郵送 京都市中京区車屋町通丸太町南 田丸産業ビル3F
株式会社アクティブKEI 童謡サロン係


「鷲山かおり 無伴奏ヴァイオリンの夕べ Vol.2」

1月15日(土)

午後7時(午後6時半開場)

於 庫裏玄関

バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001

    無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006

    無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004

参加料

ご予約 2000円   当日 2500円 (定員 70名)

ご予約は、法然院まで


集い「長島義明さんと語り合う
『あれから10年:阪神淡路大震災』」

 1月16日(日)

午後2時〜3時半

於 講堂

参加無料

「兵庫県南部地震 物故衆生追悼の集い」

 1月16日(日)

午後3時半

法然院では震災後、1ヶ月、3ヶ月、初盆、一周忌、一周忌以降は毎年1月16日か17日に追悼の集いを開いて参りました。本年も下記の通り行います。ご参詣をお待ち申し上げます。

ご都合の良い時刻からご参加下さい。

参加 志納

第1部

午後3時半

「兵庫県南部地震11回忌 物故衆生追悼法要」

於:本堂

もう10年、まだ10年。心から追悼の気持ちを表したく存じます。

第2部

午後4時20分

「兵庫県南部地震の被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」

於:鐘楼

ご参詣の皆様方に、被災地に向けて一打ずつ鐘を撞いて頂きます。

第3部

午後5時

「追悼演奏」

揚琴(ようきん・ヤンチン):友枝 良平

友枝さんには震災後、毎年、追悼演奏をお願いしてきました。友枝さんが奏でる揚琴の響きに、 震災でこの世から失われたいのちとご自身のいのちとの共鳴を感じていただければと存じます。


「中村元 著 現代語訳 大乗仏典4 『浄土経典』を読む」

第7回 『観無量寿経』

1月20日(木)

午後1時半〜3時半

於 本坊

講師:梶田 真章

参加料:志納

(初めての方はテキスト代として別に 2000円が必要です。)

 本願に基づく阿弥陀佛の救いと極楽浄土の姿を説き、法然上人が浄土三部経と名付けられた『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』を、中村元(はじめ)先生(1912〜1999)の平易な解説と和訳でご一緒に学びたく存じます。

                           合掌  梶田真章


「第94回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 1月26日(水)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半    おつとめ    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時45分〜4時45分  語り合い 「今年こそは…」

第3部 午後5時〜6時  おんがく「ダウランド&パーセル」

    出演  ソプラノ:平井満美子、ルネサンスリュート他:佐野建二


「伊藤みと梨 展『生かされて』」

 1月27日(木)〜 2月 4日(金)

午前10時〜午後4時

於 講堂

無料


「第121回 法然院森の教室
『クマさんは森に』〜ベアドッグの試み〜

1月30日(日) 午後1時半〜4時

講師:田中純平さん(NPO法人ピッキオ・クマ保護管理部)

クマの出没が話題となった昨年の秋、被害を予防するための軽井沢での試み、
ベアドッグのお話を中心に、クマのことを知るひとときです。

こどもたちの参加も待ってrいます。

参加料:500円(小・中学生は無料)

申し込みは、不要ですが、小学生未満は大人の方とお越し下さい。


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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