法然院サンガ: 155

法然院サンガからのご案内

N-0155-J

UPDATE: 2005/12/02

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 ようやく境内の紅葉が盛りを迎えました。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じております。寺は信仰、学び、安らぎ、出会いの場でありたいと願っております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

 昨年4月よりラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋 香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章】を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(ご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ 「ボンズカフェ」係〕をお待ちいたしております。

ありのまま”出版記念会のご案内

 編集者・フリーライターの村松美賀子さんが私へのインタビューを文章にまとめて下さり、此度、“ありのまま”という題で(株)リトル・モアから出版されることになりました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。誠にお恥ずかしい限りでございますが、裏面の通り12月18日(日)午後6時半から法然院サンガ忘年会を兼ねて出版記念会を開きたく存じますのでご参加賜われば幸いでございます。書店には新春早々に並ぶ予定です。

                                    合掌

                                    梶田真章


「釉裏彩画焼 春秋の器 雨ノ宮洋之作品展」

〜12月4日(日)

午前9時〜午後4時半
(最終日は午後4時まで)

於 講堂

無料

工房 〒208−0032 東京都武蔵村山市三ツ木3−29−1 Tel.042-560-8354


「周 丹 水墨山水画展」

〜12月5日(月)

午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)

於 南書院

無料

Tel.080-5332-8383


「Haptica Body workshop」

12月3日(土)

昼過ぎ〜夕刻
於 本坊

参加無料ですが、参加登録が必要です。

こころにはかたちがある そのかたちがゆがむと いくら幸せがやってきても それを幸せと感じることが できない まず、かたの力をぬき こころを自由に ときはなしてみる こころのかたちは 自らが創りだすもの コトバデハ アラワセナイカラ コトバでは アラワセナイ ものがある あなたの触覚は あなたのココロノカタチなのかもしれない

参加登録・お問い合わせ http://haptica.org Tel.0120-399-122 (haptica office)


法話『日本人の宗教心〜佛教と先祖教〜』

12月3日(土)

午後2時〜4時

於 庫裏玄関

講師:梶田真章

参加志納


法話『法然・親鸞の人間観〜善人・悪人〜』

12月4日(日)

午後3時15分〜4時

講師:梶田真章

於 庫裏玄関

参加志納


「秋人(あきひと)あるがままに」
Vol.3 in 法然院

12月11日(日)

午後6時(午後5時半開場)

於 本坊

with あらい舞(ヒマラヤ古寺巡礼) ゲスト 綺羅

参加料   前売 3000円  当日 3500円

お問合せ:ナウ ウエスト ワン 075-252-5150


「Duo Sonorosso お寺でボサノバを Vol.10」

12月14日(水)

午後7時(午後6時半開場)

於 本坊

トロンボーン:Tommy[冨岡 毅志(たけし)]  ギター:溝淵 仁啓(まさし)

参加料  ご予約 2500円  当日 3000円 (お飲み物付)

ご予約は法然院サンガまで


「勝又俊教著『密教入門』 を読む」第8回

12月15日(木)

午後2時〜4時

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納

(初めての方はテキスト代として別に、1890円が必要です。)

 密教の思想とは? インドを起源に、天才 弘法大師空海により真言宗として結実した密教の思想、即身成佛への道を勝又俊教先生のお導きによりご一緒に学んでゆきたく存じます。ご参加をお待ち申し上げております。

                    合掌   梶田真章


「カリンバ クリスマスコンサート」
『お寺でクリスマス』

12月17日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於 本坊

無料

出演  山田 晴三(カリンバ、ヴォーカル、ベース)

ロビン・ロイド(カリンバ、尺八、スティール・ドラム、パーカッション、三線、ヴォーカル)

ゲスト PETA(ギター、ヴォーカル) from 北海道

参加料  2000円 (親子割引 3500円)

ご予約不要です。

お問い合わせ:ロビン・ロイドさん(Tel. 075-752-1941)


第105回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)

12月18日(日)

午後3時(午後2時〜 呈茶席)

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

参加無料

序 奏 午後2時〜3時  呈茶席
             先着50名様に抹茶をお出しいたします。

第1部 午後3時〜3時半 おつとめ
             本堂でご一緒に礼拝をいたします。

第2部 午後3時半〜4時 おはなし
             「ありのまま」  梶田真章

第3部 午後4時半〜6時 年忘れ落語会

             出演 桂雀松、桂雀喜、桂佐ん吉

本年は、故 枝雀師匠の弟子で名人の域に近づきつつある雀松師匠の話芸を中心に、 雀三郎師の弟子の雀喜さん と 故 吉朝師の弟子の佐ん吉さんの高座もお楽しみ下さい。

桂 雀松:1975年3月、桂小米(枝雀)に入門。1988年、NHK落語新人コンクール優秀賞受賞。 1989年、NHK演芸コンクール新人演芸大賞受賞。1994年、国立演芸場花形演芸会銀賞受賞。1996年、大阪舞台芸術奨励賞受賞。気象予報士としてテレビ出演も。


「村松美賀子編著“ありのまま”出版記念会」

「2005年 法然院サンガ 忘年会」

12月18日(日)

午後6時半(午後6時から受付)

どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。

参加料 3000円(“ありのまま”を謹呈いたします)

各自、交換用のプレゼント(予算ご自由)を一品ご持参下さい。

差し入れも歓迎いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、法然院(Tel.075-771-2420)へ
12月15日までに必ずご予約下さい。


朝日カルチャーセンター京都 公開講座
『私たちと佛教』
“クリスマス、除夜の鐘、初詣”

12月21日(水)

午後3時半〜5時

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都

(京都市中京区河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

受講料 有料

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ


「ボンズ・カフェ ライブ」

12月27日(火)

午後8時半〜9時半

於 京都三条ラジオカフェ(中京区御幸町通三条下ル東側)

毎月最終火曜日午後8時半からは、ゲストを迎えてのボンズカフェライブ、
午後10時からはラジオの公開生放送に突入します。

参加料:1ドリンク代

京都三条ラジオカフェ(Tel.075-254-8556)


「除夜の鐘」

12月31日(土)

午後11時半〜

参詣者に一つずつ鐘を撞いていただき、年を越します。

参加志納

於 鐘楼


「朝日カルチャーセンター京都」
公開講座『私たちと佛教』
“日本佛教各宗派入門”

2006年 1月18日(水)、2月15日(水)、3月15日(水)

午後3時半〜5時

於 朝日カルチャーセンター京都

(京都市中京区河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ


「朝日カルチャーセンター大阪」
公開講座『私たちと佛教』
“日本佛教各宗派入門”

2006年 1月24日(火)、2月28日(火)、3月28日(火)

午前10時半〜正午

朝日カルチャーセンター大阪

(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル13階)

〔3月28日は法然院にて〕

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ


観る

 境内が一年中で最も賑わう季節がやってきた。以前は11月中旬であった紅葉の盛りが近年は下旬となり、12月に入っても名残の紅葉を愛でられるようになった。居ながらにして地球温暖化(温暖化という言い方は危機感が共有できないから高温化の方がよいという意見もあるが…)を実感している。この季節は参詣者がひっきりなしで、人物抜きで茅葺きの山門と紅葉だけをレンズに収めようとするカメラマンはイライラされる。また山門をくぐられた途端に多くのレンズが自分の方に向けられていることに気付いた参詣者は、境内を眺め回す間もなく足早に山門に続く石段を歩まれる。折角お参り下さったのにゆったりと場に浸れないようでは寺の存在価値が全う出来ず、誠に心苦しい限りである。毎年違った新しい発想が多くの人々に求められる現代であるが、いのちの営みの基本が同じことの繰り返しであることを紅葉する木々は教えてくれる。寺は、様々ないのちとの縁によって自身が生かされていることを実感する場。ライトアップが盛んであるが、単に目に映る美しい風景だけにとらわれず、あらゆる感覚を研ぎ澄まして紅葉のいのちを想い、寺を創建し守り伝えてきた先人の信仰心と出会ってほしい。目をつぶることで却って観えてくることもあるのではないだろうか。参詣者が紅葉見物に終わられず、紅葉を縁として真の意味で観光して(様々ないのちの営みによって培われた風土が発する光を心の眼で観て)下さることを心から願っている。
                         合掌
                         梶田 真章

[2005年11月27日(日)の京都新聞朝刊に掲載されました。]


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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