法然院サンガ: 157

法然院サンガからのご案内

N-0157-J

UPDATE: 2006/01/23

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 当院ではご参詣の皆様方に一つずつ、約360の鐘を撞いていただいて歳を越しました。本年の皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。兵庫県南部地震から11年、この世から失われたいのちの重みを受け止めるとともに私が生きてゆくことの中にそのいのちを重ね合わせてまいりたく存じます。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。

 お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。寺は信仰、学び、安らぎ、出会いの場でありたいと願っております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

拙著 “ありのまま”が出版されました

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章


「自己のアイデンティティとは、自分が何者であるかを、自己に語って聞かせるストーリーである。」 (イギリスの精神科医 レインの言葉)

「人生とは、ある意味では、こうした『じぶんに語って聞かせるストーリー』が自他のあいだでたがいに無効化しあう不協和のなかにあって何度も何度も破綻する過程であり、またそれをたえず別のしかたで物語りなおすべく 試みる過程であるといってもよい。」(鷲田清一著『じぶん・この不思議な存在』講談社現代新書 より)


「朝日カルチャーセンター大阪」
公開講座『私たちと佛教』
“日本佛教各宗派入門”

2006年 1月24日(火)、2月28日(火)、3月28日(火)

午前10時半〜正午

朝日カルチャーセンター大阪

(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル13階)

〔3月28日は法然院にて〕

佛教は縁起(生かされて生きている)という真理並びに慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の実践を説く宗教です。一人でも多くの方に佛教の魅力に触れていただき、生活の糧にしていただければと存じます

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ


「第106回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

1月26日(木)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ   本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時15分

    おはなし  「わがよき人、法然上人」梶田真章

第3部 午後4時半〜5時半

    おんがく   出演:ウード(アラブのギター)常味裕司

 1月25日は専修念佛の元祖であり当院開山の法然上人源空のご命日です。法然上人は、約30年の比叡山におけるご修行を経て43歳のときに、中国の浄土佛教を大成された善導(613〜681)の本願念佛の教えに出会われて比叡山を下りられ、専修念佛による浄土往生(もっぱら『南無阿弥陀佛』を唱えて阿弥陀佛の浄土である極楽に生まれること)を願う浄土宗を開かれました。その教えの発見は凡夫は縁によって善人にも悪人にもなるという人間観とそのような凡夫に注がれている阿弥陀佛の慈悲に対する確信からでした。「親鸞にをきては、ただ念佛して弥陀にたすけまひらすべしと、よきひと〔法然上人〕のおほせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。」と親鸞聖人に語らせた法然上人の魅力をお話いたしたく存じます。
                            合掌
                            梶田真章


「ウードソロを楽しむ〜アラブ音楽の夕べ〜」

1月26日(木)

午後7時(午後6時半開場)

於:庫裏玄関

ウード(アラブのギター):常味裕司(日本人ウード演奏家の中では第一人者)

参加料

ご予約:1500円   当日:2000円

ご予約は、法然院サンガまで


「伊藤みと梨展『生かされて』」

1月27日(金)〜31日(火)

午前10時〜午後4時(31日は午後2時まで)

於:講堂

無料

 自然の中に身をおくと、自然に包まれて生きているのを感じます。空の雲も星たちも、木々も草花も心静かに向きあうと、いつでもやさしい声で語りかけてくれるような気がします。自然のやさしさへの感謝をこめて描きました。ご高覧いただけましたら幸いです。

                      伊藤みと梨


「ボンズ・カフェ ライブ」

1月31日(火)

午後8時半〜9時半

於 京都三条ラジオカフェ(中京区御幸町通三条下ル東側)

出演

胡弓:木場大輔さん

毎月最終火曜日午後8時半からは、ゲストを迎えてのボンズカフェライブ、
午後10時からはラジオの公開生放送に突入します。
どうぞお集まり下さい。

参加料:1ドリンク代

京都三条ラジオカフェ(Tel.075-254-8556)


「藤原真理(チェロ)&
ヤンネ・ラットゥア(アコーディオン)
デュオリサイタル」

2月3日(金)

午後7時(午後6時半)

於:京都府立府民ホール・アルティ(烏丸通中立売上ル、Tel.075-441-1414)

(地下鉄烏丸線<今出川駅>下車 6番出口を南へ徒歩5分)

プログラム

J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 BWV1027

無伴奏チェロ組曲 第2番 から 前奏曲、サラバンド、ジーグ

ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第2番 BWV1028

ゴールドベルグ から アリア、変奏曲1−10 BWV988

ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 BWV1029

参加料

一般  前売 3000円(当日 3500円)

学生  前売 1500円(当日 2000円)

全自由席

前売券は法然院サンガにて取り扱っております。

電話・ファックス・E-mailにてお申し込み下さい。

当日の受付にチケットをご用意いたしますのでご精算下さい。

 よき御縁を結ばせていただいております藤原真理さんがフィンランドの若き俊英アコーディオニストを招いて 魅力的なプログラムでデュオリサイタルを開かれます。是非、お聴き下さい。

                           梶田 真章


「朝日カルチャーセンター京都」
公開講座『私たちと佛教』
“日本佛教各宗派入門”

2006年 2月15日(水)、3月15日(水)

(1月18日に1回目の講義は終わりました。残り2回です。)

午後3時半〜5時

於 朝日カルチャーセンター京都

(京都市中京区河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

 佛教は縁起(生かされて生きている)という真理並びに慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の実践を説く宗教です。一人でも多くの方に佛教の魅力に触れていただき、生活の糧にしていただければと存じます。

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「勝又俊教著『密教入門』を読む」第10回

2月16日(木)

午後1時半〜3時半

於:本坊

講師:梶田 真章

参加料:志納(初めての方はテキスト代として別に、1890円が必要です。)

密教の思想とは?インドを起源に、天才弘法大師空海により真言宗として結実した密教の思想、 即身成佛への道を勝又俊教先生のお導きによりご一緒に学んでおります。あと2〜3回で読み終えられるかと存じます。合掌

                           梶田真章


「チベットの聖山『梅里雪山の世界』小林尚礼写真展」

2月18日(土)〜26日(日) 

午前10時〜午後6時

於:本坊

無料

 中国雲南省の梅里雪山(メイリー・シュエシャン 6,740m)は、多くの魅力をもつ高峰です。チベット人の聖山でありながら、自然の多様さを誇る世界自然遺産「三江併流」の一部であり、麓には山を神として信仰する人々が心豊かに暮らしています。15年前にはそこで、登山隊の大遭難がありました。作者は遭難した友人の遺体を探すため、7年前から現地に通っています。氷河上で遺体捜索を行いながら、山麓の自然と人々を撮影してきました。このたび、その写真と紀行文をまとめた『梅里雪山 十七人の友を探して』の出版を記念して、「魔」と「聖」と「豊」の性質が混在する『梅里雪山の世界』をお伝えする写真展を開催いたします。

URL http://www.k2.dion.ne.jp/~bako/ 小林 尚礼

関連企画

2月18日(土) 17時〜19時
 オープニング・パーティー(会費制)

2月19日(日) 15時〜17時
 スライド上映会(法然院本坊)

2月24日(金) 18時半〜20時半
 スライド上映会(毎日新聞京都支局075-211-3151)


「第56回 ふろしきトーク」
テーマ〜赤について、あれこれ〜

2月25日(土)

午後2時〜4時

第1部 おはなし「赤について、あれこれ」

    講師 染織研究家 藤井謙三さん

    祝福をはじめ、大切な場面で用いられてきた赤…。
    日常の中で愛されてきた赤…。染料も多様に
    豊かな階調で染められてきた日本の赤について、
    その変遷なども交えお話しいただきます。

第2部 ワークショップ「赤のふろしきを楽しむ」

    ふろしきの魅力が満喫できる包み方や結び方、
    使い方などふろしきの活用法をご紹介します。

    (1)おめでとうのギフトラッピング
    (2)プチギフトラッピング
    (3)お部屋のコーナー演出に
       その他、「赤」の色名あてクイズ、
      「赤」のティーをどうぞ など

参加料 おひとり 一般の方/1000円 会員の方/800円

※お茶付き

※要予約

主催:ふろしき研究会

協賛:宮井株式会社

お問い合わせ・お申込み先:ふろしき研究会事務局

定員(50名) 事前にご予約下さい。

受付:午前10時〜午後6時

Tel.075-432-2722 Fax.075-432-3832

E-mail:CXV00174@nifty.ne.jp


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com