法然院サンガ: 158

法然院サンガからのご案内

N-0158-J

UPDATE: 2006/02/17

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 余寒お見舞申し上げます。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。法然院は信仰、学び、安らぎ、出会いの場でありたいと願っております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

拙著 “ありのまま”が出版されました

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章


「勝又俊教著『密教入門』を読む」第10回

2006年 2月16日(木)

午後1時半〜3時半

講師:梶田真章

参加料:志納

(初めての方はテキスト代として別に 1890円が必要です。)

密教の思想とは? インドを起源に、天才弘法大師空海により真言宗として結実した密教の思想、即身成佛への道を勝又俊教先生のお導きによりご一緒に学んでおります。あと2〜3回で読み終える予定です。合掌 梶田真章


伏見で最後の風工房・OPEN STUDIO
「染・齋藤洋×縫・高木ゆり そして仲間達展」

2月17日(金)〜20日(月)

午前11時〜午後7時(最終日は午後6時まで) 

入場無料

仲間達

フェルト/田村純子、詩/深井ゆうじん
絵/畑ゑり子、陶/平田裕子、木版画/牧野光陽
メタルワーク/高木健次、ミシンワーク/高木絵麻、ホームスパン/大渕恵

於:風工房

(京都市伏見区両替町15-141 Tel. & Fax. 075-641-9636)

<近鉄伏見駅から国道24号線を東へタバコ屋の角を南へ曲がり〔両替町通〕、
しばらく行って右(西)側、徒歩5分>

<京阪・近鉄丹波橋駅から西へ行き 両替町通を右(北)へ曲がり、
しばらく行って左(西)側、徒歩10分>

特別企画

2月19日(日)午後5時〜

「河合利夫(写真)・スライドショー『ハノイの街角から』」

参加無料  風工房は染物屋です。その作業場で年一回、縁のある人達との作品展を行ってきました。いつもは夫婦二人だけの140畳の仕事場も、その時だけはたくさんの人達との邂逅の場となり、活気に満ちました。でも残念ながらそんな伏見における風工房展も今回が最後となりました。この4月からは工房を左京(黒谷さんの門前)に移します。この工房を愛してくれた皆さんに深い感謝を込めてお知らせ致します。寒い折ですが、お誘い合わせの上、どうぞお越し下さい。   風工房 齋藤 洋・利江子


「チベットの聖山『梅里雪山の世界』小林尚礼写真展」

2月18日(土)〜26日(日) 

午前10時〜午後6時

於:本坊

無料

 中国雲南省の梅里雪山(メイリー・シュエシャン 6,740m)は、多くの魅力をもつ高峰です。チベット人の聖山でありながら、自然の多様さを誇る世界自然遺産「三江併流」の一部であり、麓には山を神として信仰する人々が心豊かに暮らしています。15年前にはそこで、登山隊の大遭難がありました。作者は遭難した友人の遺体を探すため、7年前から現地に通っています。氷河上で遺体捜索を行いながら、山麓の自然と人々を撮影してきました。このたび、その写真と紀行文をまとめた『梅里雪山 十七人の友を探して』の出版を記念して、「魔」と「聖」と「豊」の性質が混在する『梅里雪山の世界』をお伝えする写真展を開催いたします。

URL http://www.k2.dion.ne.jp/~bako/ 小林 尚礼

関連企画

2月18日(土) 17時〜19時
 オープニング・パーティー(会費制)

2月19日(日) 15時〜17時
 スライド上映会(法然院本坊)

2月24日(金) 18時半〜20時半
 スライド上映会(毎日新聞京都支局075-211-3151)


「法然院 森のセンター オープンルーム」
〜森の「豆まき」をしよう〜

2月18日(土)

午後2時〜4時半頃

穀物は果実に厄払いの力があることから始まった節分の「豆まき」。
森で木の実を見つけて、
森の「豆まき」をしてみましょう。
節分にちなんだ楽しい体験も用意しています。

集合・解散:法然院森のセンター

持ち物:メモ帳、雨具、タオル

参加費:500円(賛助会員:300円)

定員:15名程度

※雨天でも行います

※小学生未満は、大人の方とお越し下さい。

お申し込みは、法然院森のセンター(Tel.075-752-4582)まで


「第56回 ふろしきトーク」
テーマ〜赤について、あれこれ〜

2月25日(土)

午後2時〜4時

第1部 おはなし「赤について、あれこれ」

    講師 染織研究家 藤井謙三さん

    祝福をはじめ、大切な場面で用いられてきた赤…。
    日常の中で愛されてきた赤…。染料も多様に
    豊かな階調で染められてきた日本の赤について、
    その変遷なども交えお話しいただきます。

第2部 ワークショップ「赤のふろしきを楽しむ」

    ふろしきの魅力が満喫できる包み方や結び方、
    使い方などふろしきの活用法をご紹介します。

    (1)おめでとうのギフトラッピング
    (2)プチギフトラッピング
    (3)お部屋のコーナー演出に
       その他、「赤」の色名あてクイズ、
      「赤」のティーをどうぞ など

参加料 おひとり 一般の方/1000円 会員の方/800円

※お茶付き

※要予約

主催:ふろしき研究会

協賛:宮井株式会社

お問い合わせ・お申込み先:ふろしき研究会事務局

定員(50名) 事前にご予約下さい。

受付:午前10時〜午後6時

Tel.075-432-2722 Fax.075-432-3832

E-mail:CXV00174@nifty.ne.jp


「ある元日本軍兵士の戦争出前噺〜ボレロが聴きたい〜」

2月25日(土)

午後6時

参加費:500円

於 本坊

 1986年、本多立太郎さんが初めて出前噺を語ったのは京都市の東山郵便局でした。それから20年、この3月をもって出前噺に終止符を打たれる92歳の本多さん、京都での最後のお話は夕刻の法然院で。どうかお聞き逃しなく。

主催:ピースウォーク京都

E-mail:peace@pwkyoto.com

Tel.090-6325-8054


「第107回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

2月26日(日)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

  第1部 午後3時   〜3時半

      おつとめ   本堂でご一緒にお経を唱えます。

  第2部 午後3時半  〜4時半

      おはなし  「親鸞聖人の魅力」   梶田真章

  第3部 午後4時45分〜5時半

      落語会   出演  桂 団朝 師


「そっ啄(たく)の会 作陶展」

〔「そっ」は鶏の卵がかえる時、殻の中で雛がつつく音、「啄」は母鶏が殻をかみ破ること〕

3月9日(木)〜13日(月)

午前10時〜午後5時(初日は午後1時から、最終日は正午まで)

芥川 清、網島 敦子、川合 牧人、坂上 麻起

清水 紀之、壺山 三峰、野口 淳

於 講堂

無料


「朝鮮を語る 第3回 太田昌国講演会」
『「拉致」異論』〜その後

3月11日(土)

午後4時(午後3時開場、入場は午後3時半まで)

於:本坊

拉致問題が多くの人に認識されてから3年半が経ち、この間日本と朝鮮の民衆の隔たりが止め処なく 進んでいます。‘太田さんを京都に呼ぶ会’が『「拉致」異論』の講演会を開催してから早や2年が経ち ました。この2年間の日本社会の変容を踏まえ、再度太田さんのお話を伺う場を設ける事にしました。

会費:1500円(前回の講演録をお持ちでない方) 1000円(講演録をお持ちの方)

お申し込み

医療ゲリラ kohshika@beige.plala.or.jp

〒606-8306 京都市左京区吉田中阿達町50

事前にお申し込み下さい。


「自 分」

 冬のオリンピックが近づいてきた。居ながらにして人間の能力の可能性を拝見できる期間であるとともに、人生において努力は大切だが、結果が思い通りに出るか出ないかは、そのときの縁によって決まるという厳しい現実を思い知らされる貴重な学びの時間でもある。佛教が説く縁起(生きとし生けるものは他のいのちとの御縁によって生かされているのだから私の意志と行為だけで私の人生が決まる訳ではない)という真理を噛み締めることになる。折角、四年間努力しても本番で転倒してしまうスケーターがいる。体調不良で思ったような成績の出ないスキーヤーもいることだろう。そんなときにアナウンサーがよく口にする台詞は「本来の調子ではないようですね。」であるが、ここで本来とおっしゃっているのは絶好調の時の姿であることに気づく。本来の自分、本当の自分という言葉を日常生活でもよく耳にするが、自分探しをしているとそのときそのときのありのままの自分が認められず、常に不満足な生活を強いられ、不幸な自分と向き合うことになる。私は一瞬一瞬移ろいゆく私という存在、諸行無常なる自分は、嘘の自分などではなく、全部本当の自分だと受け止めることから常に出発したいと思っている。愛国心のある凡夫であるから日本の選手が勝てば素直に嬉しいが、勝負は時の運。表彰台に上ったかどうかという結果ではなく、四年間の努力、今日まで流された汗に拍手を贈りたいと思う。大切なのは結果ではなく日々の地道な精進である。合掌  [1月21日(土)の京都新聞朝刊に掲載されました。]


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

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E-mail: Byakurenja@aol.com