法然院サンガ: 161

法然院サンガからのご案内

N-0161-J

UPDATE: 2006/05/22

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 善気山は椎の花盛りです。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理に目覚めた人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

                                    合掌

                                    梶田真章

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

拙著 “ありのまま”が出版されました

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章


「第110回善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

5月26日(金)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ   本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半

    おはなし  「佛教入門 その2」梶田真章

第3部 午後4時45分〜5時半

    落語     出演  桂 千朝 師

    私は千朝師匠を名人と呼んでおります。是非お聴き下さい。

                         梶田真章


「松本 紀生 スライドショー&トーク」
『アラスカ フォト ライブ』

5月26日(金)

午後7時(午後6時半開場)

於:本堂

参加料:1000円

定員 200名(定員になり次第、お申し込みを締め切ります。)

 松本紀生(のりお)さんは、1972年、愛媛県生まれ。星野道夫さんの写真と出会い、アラスカへ。アラスカ大学卒業。一年の大半をアラスカの原野で過ごし、夏は鯨の撮影、冬は氷点下50度にもなる厳寒の中でキャンプをしてオーロラの撮影をしていらっしゃいます。此度、ご縁があり、これまで撮影された写真の中から厳選された作品を上映、撮影で感じられたことを語っていただきます。

 ホームページ(http://www.noriomatsumoto.com/)では、アラスカの山々、オーロラ、鯨、森など素晴らしい作品の数々に出会っていただけますが、是非ご本人とも出会っていただき、生の声をお聞きいただければ幸いでございます。ご参加をお待ち申し上げております。     合掌

                            梶田真章

必ずご予約下さい。法然院サンガではご予約いただけません。

ご予約は:090−8692−3709(松本さん)まで


Rei solo live vol.2
「〜宿神〜 華、闇、そして・・・光明」

5月27日(土)

午後6時(午後5時半開場)

作・振付:山田 レイ

演出:山本 泉

参加料:前売 2500円  当日 2800円

主催・お問い合わせ:Rei works Tel.090-9717-4546

オフィシャルサイト http://www.reiworks.jp

開場の1時間前から入場整理札が配布されます。

山田 レイ

17歳よりダンスを始め、渡辺SJCにてジャズ、バレエを渡辺タカシ氏に師事。ダンスソサエティを経てダンスカンパニーディニオスの結成(90年)に参加。渡辺氏の作品主要メンバーとして国内外の公演に多数出演。97年退団。02年11月栄久美子氏とBKstudio設立。後進の指導をする傍ら、自身のダンス活動として04年3月、Rei worksを結成。コラボレーションによる公演の企画制作の他、ソロライヴではオイリュトミーを念頭に置いた作品作りに邁進している。

オイリュトミー

R.シュタイナー博士が1912年に創始した運動芸術の名称。言語や音楽の霊的な本質を身体の 動きによって可視的にしようとする舞踏と黙劇の中間に位置するもの。ゲーテアヌム公認校のディプロマ(修了証書) を修得したオイリュトミスト達が成している踊り。これをひとつのダンスジャンルとしてRei works では捉えている。


「コズミックラヴ展」

6月3日(土)〜6日(火)

午前10時〜午後5時

於 講堂無料

無料

エッセンシャル・アーティスト:森 英規

金箔押し:河上 みつ子

鍛冶師:河上 知明

「天心」と響きあいながら、毎年、法然院で開催をしてまいりました作品展とコンサート。2006年は、福井福山人さんと、福井 雲さんに代わり新しいメンバーで開催をさせていただきます。新緑美しい法然院で皆様のお越しをお待ちいたしております。

                        出品者、出演者一同


「天心コンサート」 vol.11

6月3日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於:方丈

出演

えま(二胡、歌、リラ)  慧奏(ピアノ、声、パーカッションetc.)  福井 幹(横笛)

参加料  ご予約 2500円  当日 3000円

ご予約・お問い合わせ:うずら音楽舎

Tel.070-5500-1011 E-mail:uzuramusic@yahoo.co.jp


「紙に舞う」

6月4日(日)

午後4時半(午後4時開場)

於:方丈

ダンス:土谷 直子、たまる まちこ

参加料  ご予約 1000円  当日 1200円

お問い合わせ、ご予約は、たまるさんまで Tel.075-801-3074

E-mail:Machiko.Nakayama@mc6.seikyou.ne.jp


「第12回 法然院 夜の森の教室」
『アイとアユム:見つめあう親子関係の進化』

6月10日(土)

午後7時〜8時半

於:本坊

お話:京都大学霊長類研究所 所長 松沢 哲郎 先生 

参加料:1000円

 夜の法然院は、フクロウやムササビの鳴き声が聞こえ、昼間とはまた違った雰囲気を醸し出しており、その風土に浸るだけで「人間も生物の一つの種にすぎない」という科学的真理を謙虚に承認できる場です。松沢先生には2002年より毎年5月にお話をいただいてまいりましたが、本年は6月にお招きいたします。2000年に京都大学霊長類研究所で誕生したチンパンジーのアユムくんももう6歳、母親であるアイさんとの親子関係の進化についてお話をいただきます。ご参加をお待ち申し上げております。

                           合掌

                           法然院住職
                           梶田真章

お申し込み:法然院までお電話(Tel. 075-771-2420)下さるか、
ファックスあるいはメールにてご予約下さい。

松沢 哲郎(まつざわ てつろう)

 1950年、愛媛県松山市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、同大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程中退、理学博士。同大学霊長類研究所助教授を経て、93年より教授、本年より所長。専門は比較認知科学、霊長類学。91年に秩父宮記念学術賞、2001年にはジェーン・グドール賞などを受賞。著書に『チンパンジーはちんぱんじん』(岩波ジュニア新書)、『チンパンジーの心』(岩波現代新書)、『おかあさんになったアイ』(講談社)、『アイとアユム 母と子の700日』(講談社)[『アイとアユム チンパンジーの子育てと母子関係』(講談社+α文庫)]、『進化の隣人ヒトとチンパンジー』(岩波新書)、翻訳に『野生チンパンジーの世界』(ジェーン・グドール著、杉山幸丸と共に監訳、ミネルヴァ書房)など。


「法然房源空著『選択本願念仏宗』を読む」第2回

6月15日(木)

午後1時半〜3時45分

於:本坊

講師:梶田真章

参加料:志納
(初めての方はテキスト代として別に1000円が必要です。)

 1198年に法然上人が著され、専修念仏(せんじゅねんぶつ)「他力本願念仏」の教えの神髄が説かれた『選択本願念仏宗』を一緒に読んでまいりたく存じます。

 ご参加をお待ち申し上げております。

                             梶田真章


「ジョン・チャヌ ヴァイオリンコンサート」

6月17日(土)

午後6時(午後5時半開場)

於:本堂

定員:150名(満席になり次第、締め切ります。)

参加料:3000円

お申し込み、お問い合わせは、しづか楼まで

Tel.077-572-1111 Fax.077-574-3199 E-mail:sizuka_rou@yahoo.co.jp

ジョン・チャヌ(丁 讃宇)

 1950年、岡山生まれ。幼少時を京都で過ごす。桐朋学園大学からパリ国立高等音楽院 へ留学。同大学院修了後、韓国国立交響楽団、東京都交響楽団などの首席コンサートマスターを歴任。1988年より韓国延世大学教授就任。世界各地でオーケストラ、室内楽に参加、リサイタルを開き、絶賛を博す。ニューヨークのカーネギーホール、ワシントンのケネディーセンター、アムステルダムのコンセルトヘボウ等、著名なホールで演奏。パリ・コンセールコロンヌ管弦楽団、NHK交響楽団等と共演。


「お寺で楽しく考古学 第13回」
『天皇陵古墳を考える〜記紀と考古学の両面から〜』

6月22日(木)

午後7時〜9時

於:本坊

講師:佐古 和枝 さん(関西外国語大学 教授)

参加料:1000円

 私は現代とは違う時間のものさしで人間の歴史を見つめ続けてきた「考古学」に親しむ集いを以前から寺で持ちたいと願っておりましたが、楽しく明快に考古学の世界へと誘っていただける佐古さんと出会い、実現の運びとなりました。

第1回「ようこそ考古学の世界へ」、第2回「ようこそ発掘現場へ」、第3回「山陰の弥生王国〜妻木晩田(むきばんだ)遺跡〜」、第4回「“日本人”はどこからきた?!」、第5回「『魏志』倭人伝の世界」、第6回・第7回「迷走する邪馬台国論争」、第8回「大和王権の誕生」、第9回「記紀に書かれた『大王』たち」、第10回「現地講座 山陰の弥生王国〜妻木晩田遺跡〜を訪ねて」、第11回「鼎談 土の器 〜弥生の土器、アンデスの土器、現代の土器〜」、第12回「前方後円墳ってなんだ?〜その広がりと意味」、何れの回も素晴らしい内容でした。 今回は天皇陵古墳について、『古事記』や『日本書紀』の記述と照らし合わせてお話をいただきます。ご参加を心よりお待ち申し上げております。

                         梶田 真章

佐古 和枝

鳥取県米子市出身。同志社大学大学院修士課程修了。考古学専攻。考古学の成果を広く一般に伝えるために、研究・執筆のかたわら、市民講座やイベントを企画・主催する。著書は「ようこそ考古学の世界へ」「考古学はたのしい 全3巻」「吉野ヶ里」 等。


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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