法然院サンガ: 184

法然院サンガからのご案内

N-0184-J

2008年 4月13日 更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 椿は花盛りを過ぎ、石楠花(しゃくなげ)が咲き出し、境内は新緑の季節を迎えつつあります。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。下記の通り、ご参詣をお待ち申し上げております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

                                    梶田真章

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞・中森陽子・野津亜希子(大学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

 また、番組の年間サポーター(年会費 12000円)も募っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。合掌

                                    梶田真章

拙著 “ありのまま” が増刷されました

 編集者の村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、2006年2月に出版された“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”〔Mリトルモア〕が増刷されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。[著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美、編集:大嶺洋子、田中祥子] 頒価は1500円です。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。合掌      梶田 真章

御寄付のお願い

 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。

郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「Duo Violin & Fortepiano」

 4月14日(月)

午後 7時

於 本坊

ヴァイオリン:河村典子 フォルテピアノ:伊藤深雪

プログラム

モーツァルト:ヴァイオリンソナタ ト長調 KV379

ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ op.24「春」 他

参加料 3500円  学生 2000円

お問い合わせ、お申し込み:小野純子さん[Tel.077-529-1703 E-mail:klavierleierj@yahoo.co.jp]まで


「朝日カルチャーセンター京都 公開講座 『私たちと佛教』」

 4月16日(水)、5月21日(水)、6月18日(水)

午後 3時半〜 5時

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

講座内容

4月16日  根本佛教〜お釈迦さまから弟子へ〜

5月21日  大乗佛教〜新しい佛教の誕生〜  

6月18日  中国の佛教〜各宗派の誕生〜   

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「第133回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 4月26日(土)

午後3時〜5時半

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部  午後3時〜3時半

       おつとめ                  

       本堂でご一緒にお経を唱えます。       

第2部  午後3時半〜4時15分

       おはなし                  

       「佛教という宗教」  梶田 真章      

第3部  午後4時半〜5時半

       おんがく                  

       出演 シンガーソングライター 竹上久美子さん

竹上 久美子

 京都生まれ、京都育ちのシンガーソングライター。2003年からピアノ弾き語りでライブを開始。現在は、Ba.、Drを加えた.バンド形態を中心に活動を展開。ついつい口ずさみたくなるポップな楽曲と爽快感のある歌声が魅力で、小さな体から想像できないパワフルなライブは、各地で話題を呼んでいる。CMや映画のテーマソング担当・フジテレビ「めざまし土曜日」のテーマソング候補最終10組にノミネートされTV出演を果たす等、幅広く活躍中☆良質の歌モノポップスをこよなく愛し、「音楽で人と人をむすぶ」というテーマの音楽イベント「むすんで、ひらいて!」を定期的に企画・開催。毎回、好評を博している。


「桂 雀三郎 独演会 〜長講二席〜」

 5月4日(日・祝)

午後2時(午後1時半開場)

於 本坊

出演

桂 雀三郎   『地獄八景亡者戯』『らくだ』

桂 雀五郎   『開口一番』        

参加料  前売・ご予約 2500円  当日 3000円

定員 100名〔前売・ご予約で満席の場合、当日券はございません。〕

お問い合わせ・ご予約は、電話・メールにて法然院まで。

〔ファックスでは受付いたしません。〕

Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com

 故枝雀師匠の二番弟子で現代上方落語界屈指の面白い噺家、雀三郎師の話芸をたっぷりと楽しむ落語会を企画いたしました。一度に大ネタを二つも聴ける貴重な機会です。ご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌  梶田真章

桂 雀三郎

龍谷大学を中途退学。1971(昭和46)年3月、桂 小米(故 枝雀)に入門。芸名 桂 米治。1976(昭和 51)年、桂 雀枝を経て、桂 雀三郎に改名。1980(昭和55)年3月、ABCお笑い新人グランプリ最優秀 賞受賞。1994(平成6)年3月、大阪サンケイホールにて「第1回桂雀三郎独演会」を開催〔2004年まで11 回開催〕。同年9月より各地で「桂雀三郎withまんぷくブラザーズ」として音楽ライブを開催。1999(平成 11)年9月3日〜27日、「25日間連続落語会」を開催。2000(平成12)年12月、上方お笑い大賞最優秀 技能賞受賞。CDは「雀三郎の落語」〔第1集〜第5集〕。弟子は雀喜、雀五郎、雀太の三名。


「阿満利麿著『仏教と日本人』を読む」第4回

 5月15日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納
(初めての方はテキスト代として別に 700円が必要です。)


「秋人・鈴木トオルの新緑の園遊会 in 法然院 2008」

 5月17日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於 本坊

参加料  前売 3500円 (自由席・入場順整理番号付)

チケット発売:4月5日(土)より

電子チケットぴあ 0570−02−9999 Pコード 289−197

ローソンチケット  0570-084-005 Lコード 52666

主催・お問い合わせ ナウ ウエスト ワン Tel.075-252-5150


「第134回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 5月26日(月)

午後3時〜5時半

参加志納

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

 第1部 午後3時〜3時半

     おつとめ

     本堂でご一緒にお経を唱えます。

 第2部 午後3時半〜4時15分

     「お釈迦さまの言葉」 梶田真章

 第3部 午後4時半〜5時半

     おんがく 出演未定


「第20回法然院夜の森の教室」
『人間とは何か:霊長類学60年、アイ・プロジェクト30年』」

 5月31日(土)

午後7時〜9時

於 本坊

お話:京都大学霊長類研究所所長  松沢哲郎 先生

参加料 1000円

お申し込み:法然院までお電話(Tel. 075-771-2420)下さるか、
ファックスあるいはメールにてご予約下さい。

松沢 哲郎(まつざわ てつろう)

 1950年、愛媛県松山市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、同大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程中退、理学博士。同大学霊長類研究所助教授を経て、93年より教授、本年より所長。専門は比較認知科学、霊長類学。91年に秩父宮記念学術賞、2001年にはジェーン・グドール賞などを受賞。著書に『チンパンジーはちんぱんじん』(岩波ジュニア新書)、『チンパンジーの心』(岩波現代新書)、『おかあさんになったアイ』(講談社)、『アイとアユム 母と子の700日』(講談社)[『アイとアユム チンパンジーの子育てと母子関係』(講談社+α文庫)]、 『進化の隣人 ヒトとチンパンジー』(岩波新書)、翻訳に『野生チンパンジーの世界』(ジェーン・グドール著、杉山幸丸と共に監訳、ミネルヴァ書房)など。   


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

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