法然院サンガ: 187

法然院サンガからのご案内

N-0187-J

2008年 8月12日 更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 紫陽花が盛りを迎えました。竹藪では早朝に傘からレース状の網を下ろす絹傘茸(キヌガサダケ)が見られます。モリアオガエルも沢山の卵塊を中庭の池に張り出した木々の枝に産み付けました。毎年、梅雨の時期に見られる生き物たちの営みが今年も境内で繰り広げられています。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。下記の通り、ご参詣をお待ち申し上げております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

                                    梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞・中森陽子・野津亜希子(大学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

 また、番組の年間サポーター(年会費 12000円)も募っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。合掌

                                    梶田真章


拙著 “ありのまま”が増刷されました


 編集者の村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、2006年2月に出版された“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”〔Mリトルモア〕が増刷されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。[著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美、編集:大嶺洋子、田中祥子] 頒価は1500円です。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。合掌      梶田 真章


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「遊びの寺子屋」のボランティアスタッフ並びに運営費のカンパを募集中です。


 本年も7月26日(土)〜30日(水)に「善気山遊びの寺子屋〜お寺でなんかやったはる〜」を開きます。詳細は下記の通りですが、期間中にお手伝いいただくボランティアスタッフを募集しております。ご協力いただける方は、事務局の法然院森のセンター〔Tel.075-752-4582、Fax.075-752-4583、moricent@deluxe.ocn.ne.jp〕までお申し込みいただければ幸いです。

 また運営費につきましてご支援を賜わりたく、カンパを募っております。郵便振替用紙の通信欄に「寺子屋カンパ」とご記入の上、御志を下記までお寄せ下さい。どうぞ宜しくお願い申し上げます。合掌                                梶田真章

 郵便振替口座   加入者名:本山獅子谷法然院  
          口座番号:01050−4−60318


日本・インドネシア国交樹立50周年記念
第4回 デワ・ニョマン・イラワン来日公演
「日本・インドネシア伝統芸能の調べ“古都の夕”」
〜篠笛/ジャワ舞踊・バリ舞踊〜

 7月2日(水)

午後6時半(午後6時開場)

於 本坊

出演

バリ舞踊:デワ・ニョマン・イラワン、森しょうこ、奥村藍子、松田あゆみ、横田佳代子

ジャワ舞踊:岡戸香里、采女直子

篠笛:森 美和子

参加料:前売、予約 2500円、当日 2800円

全席自由

お申し込み・お問い合わせは、
森しょうこさん[Tel.090-6459-9534(12時〜20時)、
E-mail:dewakyoto@hotmail.co.jp]まで


The World of Storytelling
「世界の民話を民族音楽と共に」

 7月11日(金)

午後6時15分(午後5時50分開場)

於 本坊

The Voice in Your Heart

内なる声に耳をすます

出演

ストーリーテリング:ウィム・ウォルブリンク

音楽:小木曽 綾

公演は英語で行われますが、
日本語であらすじが書かれたパンフレットが配られます。

参加費  学生 1000円  一般 1500円

定員 限定 50名

お申し込み:

ホームページ[http://cotocoto.jp/event/27022]から、
又はメール[aquastyle12@yahoo.co.jp]に
件名〔7月11日 ストーリーテリング〕、
お名前、所属(学生・一般)、連絡先電話番号を明記して。

お問い合わせ:萩原さん[Tel.080-3761-5455]まで

主催団体HP:http://homes-vi.com/


「P-hour presents "with frogs"(蛙とともに)」

 7月12日(土)

午後6時(午後5時開場)

出演

ギター:大友良英

ヴォーカル:二階堂和美

[マイク、スピーカーを使わず生音で]

参加費  ご予約 3000円   当日 3500円

予約方法:

HYPERLINK "mailto:p-hour@leto.eonet.ne.jp" p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、
件名を「7/12 live」として、お名前、人数、電話番号を明記の上、お送り下さい。


「和の学校 こころ塾 日本文化そもそも」
『盂蘭盆会〜お盆ってなあに?〜』

 7月13日(日)

午後3時〜5時半

於 本坊

講師:梶田真章

定員 50名

お盆の本当の意味は? 先祖は帰って来るのか? お盆は何をするべきなのか?

受講料 和の学校会員 2000円  一般 2500円 (納付は当日受付で)

お申し込みはNPO法人和の学校

[Tel.050-7103-2001 Fax.075-431-7570 E-mail:info@wanogakkou.com]まで


「朝日カルチャーセンター京都 公開講座『私たちと佛教』」

7月16日(水)、8月20日(水)、9月17日(水)

午後3時半〜5時 

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

講座内容

  7月16日 日本の佛教〜佛教伝来から奈良時代〜

  8月20日 日本の佛教〜平安時代〜

  9月17日 日本の佛教〜鎌倉時代〜   

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「阿満利麿著『仏教と日本人』 を読む」第6回

 7月17日(木)

午後1時半〜3時45分 

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納

(初めての方はテキスト代として別に 700円が必要です。)


「ダンス『夏の宵にまぎれて』」

 7月21日(月・祝)

午後7時 

出演 たまるダンスカンパニー たまる まちこ

於 庫裏玄関

参加料 1000円

連絡先 たまる さん[Tel.075-801-3074]


「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座『佛教に親しむ』」

7月22日(火)、8月26日(火)、9月30日(火)

午前10時半〜正午 

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)

〔9月30日は法然院にて〕

講座内容

  7月22日 日本の佛教〜佛教伝来から奈良時代〜

  8月26日 日本の佛教〜平安時代〜

  9月30日 日本の佛教〜鎌倉時代〜

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「善気山遊びの寺子屋」
〜おてらで なんか やったはる〜

7月26日(土)〜30日(水) 

於 本坊、共生き堂(森のセンター)

夏休みのプログラムです。詳しくはチラシをご覧下さい。

お問い合わせは、法然院森のセンター(Tel.075-752-4582)まで


「第136回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 7月26日(土)

 午後3時〜5時半 

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ

    本堂でご一緒に木魚をたたき、お経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時

    おはなし

    「ごちそうさま。いただきます。」 梶田真章

第3部 午後4時15分〜5時15分

    子どもも楽しむ落語会

    出演;桂 文我 さん〔米朝一門の物知り博士〕


「オープニングコンサート 『森へ帰ろう』」

 7月26日(土) 午後5時半

於 方丈

出演  山本公成(ソプラノサックス 他)、中野 亘(土笛 他)

参加料  ご予約 800円 当日 1000円 (中学生以下 無料)

ご予約は法然院(Tel.075-771-2420)まで


「真夏の音楽会 Vol.6」
『ひぐらしと そよ風と 音楽と』

 7月30日(水)

 午後4時15分

於 本坊

出演

溝淵仁啓と仲間たち

ギター:溝淵仁啓、松田晃明、ヴァイオリン:立花礼子、フルート:池田清美

参加料 ご予約 800円  当日 1000円 (中学生以下 500円)

ご予約は法然院森のセンター(Tel.075-752-4582)まで


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

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