法然院サンガ: 190

法然院サンガからのご案内

N-0190-J

2008年10月25日 更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 本尊前には二十五菩薩の散華として菊が二十五輪、日一日と秋が深まってまいります。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。下記の通り、ご参詣をお待ち申し上げております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

                                    梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞・中森陽子・野津亜希子(大学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

 また、番組の年間サポーター(年会費 12000円)も募っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。サポーターになっていただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「ボンズカフェ年間サポーター」とご記入いただき、お払い込み下さい。 合掌

                                    梶田真章

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


拙著 “ありのまま”が増刷されました


 編集者の村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、2006年2月に出版された“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”〔(株)リトルモア〕が増刷されました。頒価は1500円です。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。合掌

                                    梶田真章


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「第2回 法然院 奉納コンサート」
〜オランダで出会った仲間たち〜

10月25日(土)

午後5時(午後4時半)

於 本堂

出演 三橋 桜子(チェンバロ)、パブロ・エスカンデ(作曲、チェンバロ)

ゲスト  高橋 絵里(ソプラノ)、村田 佳生(リコーダー)

プログラム


A.スカルラッティ:カンタータ「真実の愛に身を焦がし」

P.エスカンデ:パルティータ II (初演)

A.コレッリ:ソナタop.5-7 ト短調  他

参加料  前売・ご予約 2500円  当日 3000円

ご予約・お問い合わせ:アートライフみつはし

Tel.075-752-3814 E-mail:al-3hasi@muse.ocn.ne.jp


「第139回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

10月26日(日)

午後3時〜6時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ

    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時15分

    おはなし

    「恵心僧都源信和尚のこと」

     梶田真章

第3部 午後4時半〜6時

    アーティストに出会う

    語り:山下 智子 さん

    京ことば源氏物語「夕顔」の巻

    京ことばで語られる源氏物語。お聴き下さい。

山下智子:


京都市出身。1983年「無名塾」入塾。NHK朝のテレビ小説『心はいつもラムネ色』『和ッこの金メダル』他。NHK-FM 「FMシアター」、「青春アドベンチャー」出演。舞台は三島由紀夫近代能楽集「道成寺」「熊野」他。番組ナレーション、吹き替えの他、現在『源氏物語』の京ことば語りに力を入れている。2004年4月より、『NHKラジオ 歌謡ドラマ』にレギュラー出演。様々な女性を演じ分け、歌謡ドラマファンの熱い声援を受けている。2005年4月からは、タイトルナレーションも務めている。


「牧野 光陽 木版画展」

10月28日(火)〜11月3日(月・祝)

午前10時(初日は午後1時から)〜午後4時

於 講堂

無料

作家アトリエ 〒502−0803 岐阜市上土居3−9  Tel.058-294-0147


「法然院伽藍内秋季特別公開」

11月1日(土)〜7日(金)

午前9時〜午後4時

入山料(文化財保存協力金) 800円

 狩野光信筆 襖絵(重文)、堂本印象筆 襖絵、その他、屏風などもご鑑賞いただけます。

お申し込み不要です。

期間中、随時法話をいたしますが、法話のない日もございます。

法話の時刻は毎日変わります。

お聴き下さる方は、当日の午前8時から9時の間に電話でお問い合わせ下さい。

Tel.075-771-2420

主催:京都古文化保存協会


「豊増(とよます)一雄 作陶展」

11月11日(火)〜16日(日)

 午前9時〜午後4時半(最終日は午後3時まで)

於 講堂

無料

豊増一雄:佐賀県西松浦郡有田町南山丁709−4  Tel.0955-43-3896


「お寺で楽しく考古学 第18回」
『古代出雲の玉造り』
〜奈良・平安時代まで続く“不思議の国出雲”〜

11月13日(木)

午後7時〜9時

於 本坊

講師:佐古 和枝 さん(関西外国語大学 教授)

参加料 1000円〔準備の都合上、出来ればご予約下さい。〕

佐古 和枝:


同志社大学大学院修士課程修了。考古学専攻。考古学の成果を広く一般に伝えるために、研究・執筆の傍ら、市民講座やイベントを企画・主催する。著書は「ようこそ考古学の世界へ」「考古学はたのしい全3巻」等。


「阿満利麿 著 『仏教と日本人』を読む」
第9回〔最終回〕

11月20日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納(初めての方はテキスト代として別に 700円が必要です。)


「クメール伝統織物研究所 展示・販売会」

11月21日(金)〜23日(日)

午前10時〜午後4時(21日は正午から)

於 庫裏玄関

伝統的なカンボジアの精緻な絣。絵絣の美しさは、他の地域では見られないカンボジア独特の織物です。クメール 王朝から続くこの絹絣の織物技術は、長い内戦やポルポト政権の黒衣の強制で衰退し、餓えで蚕も食べ尽くしたと いいます。1996年1月、京都の友禅職人であった森本喜久男さんが設立され、カンボジアで伝統織物の復興と活 性化に取り組むクメール伝統織物研究所では、次の世代にこの豊かな伝統的な織物文化を伝え、カンボジアの 人々の生活の活性化を願い現在も活動を続けています。復活した織物技術の成果を是非ご覧下さい。

クメール伝統織物研究所のホームページ  http://iktt.esprit-libre.org/


「クメール伝統織物研究所所長 森本喜久男さんによる報告会」

11月23日(日)

午後2時半〜

於 本坊


「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
『こころ豊かに生きる 〜あの世はあるのかないのか〜』

11月26日(水)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 本坊

参加料 2940円

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都[Tel.075-231-9693]まで

人はこの世に生まれてきた以上、いつかは死ななければなりません。私と御縁の深いあの人は、今はどこにいらっしゃるのでしょう。山でしょうか、海でしょうか、それともお墓の下に、草葉の陰に?千の風になって空を吹き渡っていらっしゃるという歌もあります。私は浄土の菩薩になっていただくことを信じ願いながらお葬式をつとめています。あの世についてご一緒に考えてみましょう。そして佛教はこの世を生きる意味について皆様に何をお伝えしようとしてきたのかについてもお話いたします。

講座終了後、ご希望の方は精進料理を召し上がっていただけます。

(昼食代2000円は別途)


「第140回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

11月26日(水)

午後3時

講師:梶田真章

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半

    おはなし    「専修念佛に生きる」    梶田真章

第3部 午後4時45分〜5時45分

    人と出会う「盆栽と“BONSAI”」

    盆栽美術家:川崎 仁実 さん

    此度、プロデュースされたチェコでの盆栽展が好評を博された
    川崎さんに、日本の盆栽とヨーロッパの“BONSAI”の違い
    などについてお話を伺います。多数ご聴講下さい。

川崎 仁実:


1980年、京都生まれ。京都文教短期大学生活科学科 建築専攻卒業。高校時代から盆栽雑誌のモデルとして活躍。大学卒業後は、劇場・記録のヴィデオカメラマンとして就職するが、2002年より盆栽美術家となり、盆栽の魅力を広めている。(社)日本盆栽協会会員・日本水石協会会員・盆栽学会会員。

川崎仁実さん主宰のホームページ http://www.gendaibonsai.com/


「第12回 善気山 専修念佛(せんじゅねんぶつ)塾」
『私はなぜ念佛を選ぶのか』

11月30日(日)

午後3時〜6時

午後3時〜3時20分  念佛一会(いちえ)

            本堂にて念佛を唱えます。

午後3時半 〜 6時  講話会

            書院にて阿満利麿先生の講話を拝聴し、
            後半は対話によって深めます。

参加料    1000円(当日、受付にてお納め下さい。)

お申し込み  電話、E-mail にて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。

定員70名です。定員になり次第、締め切らせていただきます。ご了承下さい。

Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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