法然院サンガ: 194
法然院サンガからのご案内
N-0194-J
平成21年 3月 5日更新
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
本堂北側の中庭の貴椿(あてつばき)と花笠椿が一輪、二輪と咲き出してまいりました。春になったり、また冬に戻ったり。体調管理の難しい時候です。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。下記の通り、ご参詣をお待ち申し上げております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「第25回 法然院 夜の森の教室」
『死なないでいる理由』
3月13日(金)
午後 7時〜 9時(午後 6時半開場)
於 本坊
お話:大阪大学総長、臨床哲学者 鷲田清一先生
私の愛読書「じぶん・この不思議な存在」の著者である鷲田先生には、これまでに二度「夜の森の教室」にてお話を伺いましたが、ご多忙の中、今年もお時間をお作り下さいました。今回は、2002年に小学館から出版された名著「死なないでいる理由」(昨年12月、角川ソフィア文庫の一冊になりました)のタイトルそのままの演題で語っていただきます。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。合掌 梶田真章 |
参加料 1000円
定員 120名(満席になり次第、締め切ります。)
お申し込み:電話、E-mailにて当院までご予約下さい。
ご予約で満席の場合、当日お越しいただいてもご参加いただけません。ご了承下さい。
法然院 Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja @aol.com
1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院博士課程修了。現在、大阪大学総長。哲学・倫理学専攻。著書に「モードの迷宮」(ちくま学芸文庫)、「ちぐはぐな身体(からだ)」(筑摩書房)、「じぶん・この不思議な存在」(講談社現代新書)、「ひとはなぜ服を着るのか」(日本放送出版協会)、「『聴く』ことの力」(TBSブリタニカ)、「哲学クリニック」(朝日新聞社)、「<弱さ>のちから」(講談社)、「『哲学』と『てつがく』の間」(みすず書房)、「死なないでいる理由」(小学館、角川ソフィア文庫)、「時代のきしみ」(TBSブリタニカ)、「教養としての『死』を考える」(洋泉社新書)、「てつがくを着て、まちを歩こう」(ちくま学芸文庫)、「『待つ』ということ」(角川選書)、「京都の平熱〜哲学者の都市案内〜」(講談社)、「夢のもつれ」(角川ソフィア文庫)、「哲学個人授業」(共著、バジリコ)、「大人のいない国」(共著、プレジデント社) 他 |
「善導大師(613〜681) 1329回忌」
3月14日(土)
午前11時
参加志納
事前申込制
中国浄土教の大成者で法然上人が師と仰がれた善導大師のご命日に当たり、本堂で法要を厳修いたします。後、粗餐呈上いたします。準備の都合上、ご参詣いただける方は3月10日までに必ずお申し込み下さい。合掌 |
「阿満利麿著『宗教とは何か』を読む」
第4回 『観無量寿経』論 その2
3月19日(木)
午後 1時半〜 3時45分
講師:梶田真章
参加料:志納
阿満利麿先生主宰の同人誌『連続無窮』所収の
「宗教とは何か」を読んでおります。ご参加下さい。
「忘れた頃に アラビンディア at 法然院」
3月23日(月)
午後7時(午後6時半開場)
ヴァイオリン :太田恵資 タブラ(インドの太鼓) :吉見征樹 |
参加料:ご予約 2500円、 当日 3000円
本当に久しぶりのアラビンディアです。
ご予約は、法然院サンガまで
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
『こころ豊かに生きる 〜出来ること、出来ないこと〜』
3月26日(木)
午前10時半〜正午
於 本坊
講師:梶田真章
受講料:2940円
お申し込みは、朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)まで
ご参加いただける方は必ず事前にお申し込み下さい。
講座終了後、ご希望の方には精進料理を召し上がっていただきます。
昼食代 2000円が別途必要です。
お申し込みの際にお申し出下さい。
「第144回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
3月26日(木)
午後 3時〜 5時半
参加志納
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後 3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後 3時半〜 4時15分 おはなし 「法然上人の佛教」 梶田 真章 第3部 午後 4時半〜 5時半 おんがく 出演 歌手 Yammy さん 迫力のある歌声、抜群の歌唱力をお楽しみ下さい。 |
「第7回おち椿の会」
〜善気山の春を寿ぐ〜
3月27日(金)
午後 6時半(午後 5時半開場)
於 本坊
京都府次世代等古典芸能普及促進公演
森に囲まれた、美しい椿の咲く法然院で、
地歌の新鮮な魅力を、たっぷりと、各流派の若手演奏家でお楽しみ下さい。
『三津山』 『四つの色』 『五段砧』
|
箏・三絃:池上眞吾、伊藤志野、金子治子、菊央雄司、富緒清律、
尺八:岡田道明
解説:久保田敏子
|
参加料 前売 2500円 当日 3000円 大学生以下 2000円
チケットお問い合わせ・主催:法然院[Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com]
えん[Tel.072-683-6733 E-mail:en-itou@mue.biglobe.ne.jp]
「第14回 善気山 専修(せんじゅ)念佛塾」
『念佛と民芸〜社会に生きる佛教〜』
3月29日(日)
午後 2時半〜 6時
午後3時 〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。
午後3時半〜6時 講話会
|
2006年、時機が熟し、阿満利麿(あま としまろ)先生とともに、「善気山専修(せんじゅ)念佛塾」を開きました。12世紀から13世紀にかけて、法然(1133〜1212)と親鸞(1173〜1262)は普遍宗教である専修念佛の教えを確立しました。この塾は、その近代的展開を実現した清沢満之(まんし)(1863〜1903)〔日本最初の宗教哲学者であり、真宗大谷派(本山は東本願寺)の僧〕の哲学と実践に心を寄せ、専修念佛の新たな現代的展開を目指す同朋の集いとして、ほぼ2ヶ月に1度の間隔で開いております。
今回は、阿満先生からエンゲイジドブディズム〔社会に参加する佛教〕についての基本をお話いただいた後、シンポジュウム形式で阿満先生の進行のもと、念佛を唱えておられる方々から、いかにして念佛を唱えられるようになられたのか、念佛を唱えてこの社会で如何に生きようとされているのかなど、その心情をお伺いいたしたく存じます。 有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌 梶田真章 |
参加料 1000円 (当日、受付にてお納め下さい。)
お申し込み 電話、E-mail にて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。
定員70名です。定員になり次第、締め切らせていただきます。ご了承下さい。
Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com
「春季 伽藍内特別公開」
4月1日(水)〜7日(火)
午前 9時半〜午後 4時
拝観料〔文化財保存協力料〕 500円
本堂にご参拝の上、襖絵や見頃の三銘椿などをご鑑賞下さい。
随時、法話もいたしております。
「オリジナル楽器で聴く バロック音楽の夕べ」
Soleil Levant
ソレイユ・ルヴァン
〜植野真知子と仲間たち〜
4月24日(金)
午後 7時(午後 6時半開場)
於 本坊
Soleil Levant
(旧 アンサンブル・デュ・ソレイユ)
バロック・オーボエ :植野真知子(うえの まちこ) フラウト・トラヴェルソ:野津臣貴博(のづ みきひろ) ヴィオラ・ダ・ガンバ :西谷尚己 (にしたに なおき) チェンバロ :會田賢寿 (あいだ たかひさ) |
G.Ph.Telemann
B.Galuppi
M.Marais
J.M.Hotteterre
J.S.Bach
|
参加料
ご予約:3000円
(中学生・高校生・大学生、22歳以下の勤労者 1500円)
当 日:3500円
全自由席
ご予約・お問い合わせ
電話、ファックス、またはE-mailにて参加者名を法然院までご予約の上、
当日、受付にてお名前をお告げいただき、参加料をお納め下さい。
Tel.075-771-2420 Fax. 075-752-1083 E-mail:Byakurenja@aol.com
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com