法然院サンガ: 202
法然院サンガからのご案内
N-0202-J
平成21年10月29日更新
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
朝夕の冷え込みが本格的となり、境内の桜や柿は紅葉。楓の紅葉の盛りは11月20日頃でしょうか。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。 800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
超宗派佛教徒によるインターネット寺院「虚空山彼岸寺」をご存じでしょうか?このホームページのコーナー「坊主めくり」(企画はライターの杉本恭子さん)に私へのインタビューが掲載されております。どうぞご覧下さい。 梶田真章
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「ポトゥア生活20周年記念『東野健一絵展』」
10月30日(金)〜11月8日(日)
午前10時〜午後4時
於 講堂
無料
なにがでっきょんな〜?なにもでっきょらんわ
法然院で妙・妙・妙・・・
11月1日(日)午後5時
出演者:山本公成と星子、ロビン・ロイド、リキライノス、野中ミキ、大音 敦、東野健一
期間中 毎日午後2時半より ポト(巻物紙芝居)の上演
11月7日、8日の2日間 為さんの茶空間
「法然院伽藍内秋季特別公開」
11月1日(日)〜7日(土)
午前9時〜午後4時
入山料(文化財保存協力金) 800円
狩野光信筆 襖絵(重文)、堂本印象筆 襖絵、
その他、屏風などもご鑑賞いただけます。
お申し込み不要です。
期間中、随時法話をいたしますが、法話のない日もございます。
法話の時刻は毎日変わります。
お聴き下さる方は、当日の午前8時から9時の間に電話でお問い合わせ下さい。
〔Tel.075-771-2420〕
主催:京都古文化保存協会
「古田 格ファミリー写真展」
『信濃の春秋〜自然からのおくりもの〜』
11月9日(月)〜15日(日)
午前10時〜午後4時(初日は午後1時から)
古田 格、喜代子、和久、延子
於 講堂
無料
「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」
第5回
11月12日(木)
午後1時半〜3時45分
講師:梶田真章
参加料 志納(初めての方は、テキスト代として1500円が必要です)
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生のエッセイ、『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。
合掌 梶田真章 |
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマ は、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組みを超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリ ジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に『無痛文明論』『生命学をひらく』『生命観をといなおす』『自分と向き合う「知」の方法』『宗教なき時代を生きるために』『草食系男子の恋愛学』他。 |
「第17回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『法蔵菩薩の願い』その2
〜法蔵菩薩はどのような願いを実現しようとしたのか、48願の新しい解釈を試みる〜
11月15日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分
念佛一会(いちえ) 本堂にて念佛を唱えます。
午後3時半 〜 6時 講話会
書院にて阿満先生のお話をお聴きし、
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前回から阿満先生が『無量寿経に説かれている法蔵菩薩〔阿弥陀佛の前身〕の48願について、新たな解釈を試みておられます。有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。
合掌 梶田真章 |
参加料:1000円(当日、受付にてお納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。
定員70名です。定員になり次第、締め切らせていただきます。
Tel.075-771-2420 E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
「『歎異抄(たんにしょう)』(阿満利麿 訳・注・解説)を読む」
第5回
11月19日(木)
午後1時半〜3時45分
参加 無料
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(テキストをお持ちでない方は、別に1000円が必要です。)
「クメール伝統織物研究所(IKTT)展示会」
11月20日(金)〜22日(日)
午前10時〜午後4時(20日は正午〜午後4時)
鑑賞 無料
於 庫裏玄関
クメール伝統織物研究所は1995年にカンボジアの内戦の中で途絶えかけていた伝統の織物の復興を課題にその
活動を始めました。2000年からは拠点をシエムリアプに移し、伝統的織物の保存と活性化を目指し若い世代への
伝承へと行ってきています。そして、当研究所では有給の研修生を農村部の貧困層から優先的に採用し、女性の
自立を支援する活動へと主題を転換してきました。それは、伝統の技術や経験、知恵が活かされた布作りがおこな
われることで収入が確保され、結果として伝統の織物が継承されていくからです。現在の研究所員の総数は約300
人。具体的な活動概要についてはホームページをご覧ください。
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「クメール伝統織物研究所 報告会」
11月22日(日)
午後1時
参加 無料
於 本坊
お話:クメール伝統織物研究所所長 森本喜久男 さん
1948年、京都に生まれる。1971年、京都にて手描き友禅の工房に弟子入り。1974年、レイデザイン研究所テキスタイルデザイン科卒業。1975年、独立して手描き友禅工房(森本染芸)を主宰。1980年、初めてタイを訪れ、クロントイ・スラムに滞在。バンコクの博物館でカンボジアの絣布に出会う。1996年、プノンペン郊外、タクマオ市にIKTT(クメール伝統織物研究所)を設立。1999年、桑の基金設立。地雷被害の大きいバッタンバン県などで養蚕プロジェクトを開始。2000年、IKTTをシエムリアプに移転。研修生の受け入れを開始。2002年、シエムリアプ州アンコールトム郡に約5haの土地を取得。「伝統の森・再生計画」予定地とする。2003年、「伝統の森・再生計画」に着手(その後、対象地は約22haにまで拡張)。 2004年、第111回ロレックス賞を受賞。 |
「第1回 尺八本曲を聴く集い」
11月22日(日)
午後5時〜6時過ぎ(午後4時半開場)
出演:岡田道明
於 本坊
1.一二三鉢返し 2.虚空 3.古伝巣籠 4.山越 5.松巌軒鈴慕 |
参加料
ご予約:1500円、当日:2000円、中高校生:800円(ご予約・当日共)
尺八は元来、虚無僧などによる独奏楽器でした。三味線や箏などとの合奏が始まったのは明治時代からです。尺八独奏の古典曲を本曲と申します。当院で尺八古典本曲を聴く集いを始めます。第1回は進境著しい琴古流尺八奏者、岡田道明さんをお招きいたします。尺八独奏の魅力に接していただく機会として大切に続けてゆきたいと思います。どうぞご参集下さい。
合掌 梶田真章 |
「第152回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
11月26日(木)
午後3時〜6時
参加志納
於 本坊
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
午後3時〜3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 午後3時半〜4時半 おはなし 「佛教の緒尊について」梶田真章 午後4時45分〜6時 おんがく 出演
サックス:内藤大輔
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「第30回 夜の森の教室『居ながらにして錦の秋〜植物園〜』」
11月27日(金)
午後7時〜9時
於 本坊
お話:京都府立植物園 園長 松谷 茂 先生
参加料:一般 1000円、大学生 500円、高校生以下 無料
ご予約は法然院サンガまで
夜の法然院はフクロウやムササビの鳴き声が聞こえ、昼間とはまた違った雰囲気を醸し出しており、その風土に浸るだけで「人間も生物の一つの種に過ぎない」という科学的真理を謙虚に承認できる場です。松谷園長はご就任以来、皆様方に親しまれ、繰り返し訪れていただける植物園にと様々な工夫を重ねてこられました。昨年8月に続き、今回は晩秋から初冬にかけての植物園の魅力について語っていただきます。どうぞお集まり下さい。
合掌 梶田真章 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com