法然院サンガ: 203

法然院サンガからのご案内

N-0203-J

平成21年12月 1日更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 痛ましい事件が続発し、厳しい生活を強いられる方が多い本年も早、師走となりました。紅葉の盛りで境内は賑わっております。皆様方にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界〔浄土〕である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。合掌

                                    梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌

                                    梶田真章

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「ありのまま」
〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜


 「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円)

                                    梶田真章


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「虚空山彼岸寺(こくうざんひがんじ)」について


 超宗派佛教徒によるインターネット寺院「虚空山彼岸寺」をご存じでしょうか?このホームページのコーナー「坊主めくり」(企画はライターの杉本恭子さん)に私へのインタビューが掲載されております。どうぞご覧下さい。

                                    梶田真章

URL http://higan.net/  


「雨ノ宮洋之作品展 〜釉裏彩画焼 春秋の器〜」

11月30日(月)〜12月6日(日)

午前9時〜午後4時半

(初日は正午から、最終日は午後4時まで)

於 講堂

無料

作家工房 東京都武蔵村山市三ツ木3−29−1

三ツ木陶芸工房 Tel.042-560-8354


「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」
第6回

12月3日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納(初めての方は、テキスト代として1500円が必要です)

自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生のエッセイ、『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。
                           合掌
                         梶田真章


「第二回 和の学校 文化祭」
〜初冬のひととき、みんなで和の文化を楽しみましょう〜

12月 4日(金)〜 6日(日)

バザー:庫裏玄関、おはなし・ポチ袋作り、しょうが湯無料接待:食堂(じきどう)

12月 4日(金) 午前10時〜午後5時

          バザー

          ポチ袋作り

          しょうが湯無料接待 ほか


12月 5日(土) 午前10時〜午後5時

          バザー

          ポチ袋作り

          しょうが湯無料接待 ほか

          おはなし

          午後1時〜2時

          熊谷栄三郎(和の学校 あそび塾塾長)

          午後3時〜4時

          山折哲雄(宗教学者)


12月 6日(日) 午前10時〜午後3時

          バザー

          ポチ袋作り

          しょうが湯無料接待 ほか

          おはなし

          午前11時〜正午

          梶田真章(法然院 貫主)

主催・お問い合わせ:NPO法人 和の学校

Tel.050-7103-2001 Fax.075-752-1083

E-mail:info@wanogakkou.com


「成道会(じょうどうえ)」

12月 8日(火)

午前10時半

お釈迦さまの成道(悟りを得られたこと)を讃え、報恩感謝の気持ちを込めて本堂にて法要を厳修し、経蔵に参拝いたします。あと、粗餐呈上いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、前日までにお申し込み下さい。


「中野 亘 陶展」
『語られなかった言葉を』

12月8日(火)〜13日(日)

午前10時〜午後5時

於 南書院

無料

亘陶房 滋賀県東近江市糠塚町188

Tel.0748-24-0882


「第31回 夜の森の教室」
『表情とまなざしとこころ:実証心理学の試み』

12月11日(金)

午後7時〜9時

於 本坊

お話:京都大学 こころの未来研究センター長

吉川 左紀子 先生

参加料:一般 1000円 大学生 500円 高校生以下 無料

ご予約は法然院サンガまで

2007年4月に発足した京都大学こころの未来研究センターは、異なる学問領域の研究者が集い、こころに関する学際研究を推進する、他に類をみないユニークな研究組織です。研究センター長の吉川左紀子先生をお招きして、ご研究についてお話を伺います。人間的魅力溢れる方です。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。
                           合掌
                         梶田真章


「『歎異抄(たんにしょう)』(阿満利麿訳・注・解説)を読む」
第6回

12月17日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納

(テキストをお持ちでない方は、別に1000円が必要です。)


「第153回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

12月20日(日)

午後3時

参加志納

於 本坊

準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部   午後3時〜3時半

      おつとめ

      本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部   午後3時半〜4時半

      おはなし

      「専修念佛に生きる」   梶田真章

第3部   午後4時45分〜6時15分

      「年忘れ落語会」

      出演:桂 千朝、桂 団朝

      本年は、米朝師匠の直弟子お二人
      (千朝師匠と団朝師匠)という豪華メンバーで
      年忘れです。お聴き逃しなく!

午後6時半(午後6時15分から受付)

「2009年 法然院サンガ 忘年会」


どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。

参加料 2000円

各自、交換用の贈り物(予算ご自由)を一品ご持参下さい。

差し入れも歓迎いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、
法然院サンガへ12月17日までに必ずご予約下さい。


「カリンバ クリスマスコンサート 〜お寺でクリスマス〜」

12月22日(火)

午後7時(午後6時半開場)

於 本坊

出演


ロビン・ロイド

(カリンバ、尺八、スティール・ドラム、パーカッション、三線、ヴォーカル)

山田晴三

(カリンバ、ベース、ヴォーカル)

スペシャルプレゼント企画

「99 POEMS ART AND MUSIC HAPPY BIRTHDAY Mr.B!」 原画展

ゲスト:イラストレーター&僧侶 中川 学

参加料 2000円

親子特別割引 3500円(2名で)

問い合わせ・ご予約:うずら音楽舎

Tel.070-5500-1011 http://sound.jp/uzura/


「除夜の鐘」

12月31日(木)

午後11時半〜

参詣者に一つずつ鐘を撞いていただき、年を越します。

参加志納

於 鐘楼

お申し込み不要です。先着順にお並び下さい。


「朝日カルチャーセンター京都公開講座『私たちと佛教』」

 1月 6日(水)、 2月 3日(水)、 3月 3日(水)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

受講料  8,190円(3回)

佛教は縁起(生かされて生きている)という真理並びに
慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の実践を説く宗教です。

講座内容


 1月 6日   お釈迦さまの教えに生きる  
 
 2月 3日   大乗佛教に生きる      
 
 3月 3日   本願念佛に生きる      

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「朝日カルチャーセンター大阪公開講座『佛教に親しむ』」

 1月26日(火)、 2月23日(火)、 3月23日(火)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)

*3月23日は法然院にて

受講料  8,190円(3回)

講座内容


 1月26日   お釈迦さまの教えに生きる  
 
 2月23日   大乗佛教に生きる      
 
 3月23日   本願念佛に生きる      

受講料 8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ

インターネット予約  HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
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