法然院サンガ: 211
法然院サンガからのご案内
N-0211-J
平成22年 8月 5日更新
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
連日の猛暑です。酷暑お見舞い申し上げます。今年も境内で子どもたちの真剣な顔と笑顔に出会えた嬉しい4日間(7月25日〜28日)でした。本堂の二十五菩薩の散華は木槿(むくげ)です。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処かと存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。猛暑の折、ご自愛の程を念じ上げます。合掌。 法然院 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
『法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜』
8月4日(水)、9月1日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
(6月22日は法然院にて)
受講料 有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「ワイルドライフ『京都法然院 いのち輝く庭』ビデオ上映会」
8月 8日(日)
午後1時〜1時50分
於 本坊
6月26日(土)に、NHKテレビ(BSハイビジョン)で放送された番組(2月1日に放送された『京都法然院 いのちの庭』(90分番組)の短縮版)を上映します。ご覧下さい。 |
無料
法話「お盆のこころ〜『佛説盂蘭盆経』を読む〜」
8月 8日(日)
午後2時〜3時半
講師:梶田真章
参加志納
於 本坊
法話「お盆〜死者はお墓の下に?千の風に?〜」
8月16日(月)
午後2時半〜4時
講師:梶田真章
参加志納
於 本坊
「阿満利麿著『四十八願論』を読む」 第3回
8月19日(木)
午後1時半〜3時45分
於:本坊
講師:梶田真章
参加料:志納(初めての方はテキスト代として別に800円が必要です。)
同人誌『連続無窮』第8号の別冊『四十八願論〜悲願の佛教 法蔵菩薩〔阿弥陀佛〕の四十八願〜』をご一緒に
読んおります。法蔵菩薩の四十八願すべてを阿満先生が解説された力作です。どうぞご参加下さい。
梶田真章 |
「西村大樹(だいき)展『ゆく河の流れ絶えずして』」
8月22日(日)〜27日(金)
午前11時〜午後6時(最終日は午後4時半まで)
於 講堂
無料
「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座」
『法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜』
8月24日(火)、9月28日(火)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於:朝日カルチャーセンター中之島(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)
〔9月28日は法然院にて〕
受講料:8,190円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「地蔵盆(じぞうぼん)」
8月24日(火)
午後2時
参加 志納
於 本堂
参詣者が輪になって大きな数珠を回しながら『南無地蔵大菩薩』と唱え、お地蔵さまの徳を讃えます。法要終了後は東野健一さんによるインドの巻物紙芝居もお楽しみいただけます。お子さま連れで多数ご参詣下さい。 |
準備の都合上、ご参加いただける方は、8月21日までにご一報下さい。
「夜の森の教室『遠くて近い国の語りべ』〜子どもも楽しむ〜」
8月24日(火)
午後7時〜8時半(午後6時半開場)
お話と実演:(インド風巻物紙芝居師)東野健一
於 方丈
参加料 一般:1000円 高校生・大学生:500円 中学生以下:無料
ご予約は法然院サンガまで
「第161回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
8月26日(木)
午後3時〜5時45分
参加志納
於:本坊
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時〜3時半
おつとめ 本堂でご一緒にお経を唱えましょう。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし お坊さんの話をきこう 「『般若心経』を読む」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 アーティストと出会う 出演:Yammy(シンガーソングライター) |
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「“ときのあとさき” mama!milk 演奏会」
8月29日(日)
午後5時45分(午後4時半開場)
於 方丈
出演:生駒祐子(アコーディオン)、清水恒輔(コントラバス)
参加料 前売:2500円 当日:3000円(中学生以下 無料)
お問い合わせ E-mail: HYPERLINK "mailto:atosaki@idolatry.name" atosaki@idolatry.name、Tel.090-3651-9235
「森 武史 写真展 『熊野修験(しゅげん)』」
8月30日(月)〜9月5日(日)
午前10時〜午後4時
伊勢和紙プリントによる写真展です。
於 講堂
無料
「天女座 シンセサイザーコンサート」
9月4日(土)
午後6時半〜8時(午後6時開場)
前売:3000円 当日:3500円
コンサートについてのお問い合わせは、Tel.090-1471-7241(矢吹さん)、http://www.tennyoza.comまで
「鷲田清一著『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』を読む」
第2回
第2章 こころは見える?〜ふるまいについて〜
9月2日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
主宰 梶田真章
参加料 志納(テキスト代として700円が必要です)
意味、ふるまい、人格、生理、時間、責任、自由などについて書かれた鷲田清一先生(大阪大学総長)の『わかり やすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』をご一緒に読み、語り合います。どうぞご参加下さい。合掌 真章 |
「風の集い」SOHO禅(観音禅・感謝念佛)
9月5日(日) 午後2時〜5時頃(午後1時半開場)
於 大書院
主宰:町田宗鳳(そうほう)先生〔広島大学大学院総合科学研究科教授〕
参加料:一般 1500円、学生 1000円
法然院サンガまでご予約下さい。
「阿満利麿著『四十八願論』を読む」 第5回
9月16日(木) 午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(初めての方はテキスト代として別に800円が必要です。)
「第21回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾『親鸞からの手紙を読む』」
9月19日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌 梶田真章
参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。
「第3回 桂 雀三郎(じゃくさぶろう)独演会」
9月20日(月・祝)
午後3時(午後2時半開場)
於 本坊
桂 雀三郎 「胴乱の幸助」「替り目」 桂 雀喜 「明石飛脚」 桂 雀太 「開口一番」 |
参加料:ご予約 2500円、当日 3000円
ご予約は法然院サンガまで
定員 80名
ご予約で満席の場合、当日券はございません。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com