法然院サンガ: 213
法然院サンガからのご案内
N-0213-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
秋風が殊のほか待ち望まれた今年の晩夏でしたが、ようやく季節が進みました。皆様方には、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処かと存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。合掌。 法然院 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「京都墨彩画壇秀作展」
10月5日(火)〜10日(日)
午前10時〜午後4時
(最終日は午後3時半まで)
於 講堂
無料
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
『法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜』
10月6日(水)、10月13日(水)、12月1日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 8,190円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
「鷲田清一著『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』を読む」
第3回
第3章 顔は見えない? 〜人格について〜
10月7日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
主宰 梶田真章
参加料 志納(テキスト代として700円が必要です)
意味、ふるまい、人格、生理、時間、責任、自由などについて書かれた鷲田清一先生(大阪大学総長)の『わかり やすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』をご一緒に読み、語り合います。どうぞご参加下さい。合掌 真章 |
「藤原真理 無伴奏チェロの夕べ Vol.6」
10月7日(木)
午後7時(午後6時半開場)
於 本堂
林 光/「土神とキツネ」より 土神 バッハ/無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008 バッハ/無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011 他 |
参加料
一般:ご予約 3500円、当日 4000円
中学生・高校生・大学生・22歳以下の勤労者 2000円
全自由席
小学生以下の方はご参加いただけません。
定員 200名(満席になり次第、締め切らせていただきます。)
お申し込み:電話またはE-mailにて法然院サンガまでご予約下さい。
ファックスによるお申し込みはお受けいたしません。
ご予約で満席の場合、当日券はございませんのでご了承下さい。
宣誉忍澂和尚(せんよにんちょうかしょう)300回忌記念行事月間
「法然院僧伽(サンガ)を悦び、凡夫人間観を伝える」
(10月11日〜11月10日)
宣誉忍澂和尚(1645〜1711)
南無阿弥陀佛
本年11月10日は江戸時代初期の1680(延宝8)年に法然院を中興し、本願念佛の普及を願われた宣誉忍澂和尚の300回忌に当たりますので、ご命日までの1ヶ月間を「300回忌記念行事月間」とし、宣誉忍澂和尚に報恩感謝の心を表し、法然院に集う人々による慈悲の実践の誓いを新たにするために様々な行事を執り行います。有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌
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10月11日(月・祝)
●午後6時〜6時20分(午後5時半〜 受付) 念佛一会(いちえ)〔『南無阿弥陀佛』を唱えます〕 ●午後6時半〜9時
「第34回 法然院 夜の森の教室」
対談: 松沢哲郎〔京都大学霊長類研究所 所長〕 × 山極壽一〔国際霊長類学会 会長〕 司会:梶田真章 参加料 一般・大学生 1000円 高校生以下 無料 定員 200名
10月12日(火)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(1)佛教伝来から奈良時代」 講師:梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 ソプラノ:平井満美子 リュート:佐野健二 参加料 志納 定員 150名
10月13日(水)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(2)平安時代」 講師 梶田真章 午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 尺八三重奏 『風童』 石川利光、岡田道明、米村鈴笙(れいしょう) 参加料 志納 定員 150名
10月14日(木)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(3)平安時代末期〜鎌倉時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」『白拍子舞と浄土の調べ』 白拍子舞:井上由理子、横笛:國富雅惠、土笛:中野亘 他 参加料 志納 定員 150名
10月15日(金)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(4)室町時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」フルート四重奏 奥田裕美、清木(せいき)ナツキ、野口舞子、中川佳子 参加料 志納 定員 150名
10月16日(土)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(5)江戸時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 『Symbiosis(共生)』 ソプラノサックス:山本公成 、琵琶:片山旭星 参加料 志納 定員 150名
10月17日(日)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時
「第22回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
講師 阿満利麿(あま としまろ) ●午後4時半〜6時 「対談 現代における佛教と寺院の可能性」 阿満利麿 × 梶田真章 参加料 志納 定員 150名 |
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上記の実施を金銭的にご支援下さる方は、以下までご寄付下さい。
郵便振替口座[口座番号:01050−4−60318
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「深井ゆうじん 『詩の展覧会』」
10月19日(火)〜24日(日)
午前10時〜午後4時
参加 無料
於 講堂
まなざし 誰かの 何かの まなざし
見ていてほしい 見ないでほしい
まなざし 何かの まなざし
「第7回 月夜一夜の宴 土佐琵琶:黒田月水」
10月20日(水)
午後6時半(午後6時開演)
於 本堂
プログラム:坂本龍馬 他
参加料 当日 3500円 (ご予約 3000円)
ご予約は、マチウス・エイト(Tel.&Fax.077-594-2711)、オフィス邦月(Fax.06-6341-2545)まで
「『宗教とは何か(8)“横川(よかわ)法語”をめぐって』を読む」
10月21日(木) 午後1時半〜3時45分
参加 志納
於 本坊
同人誌『連続無窮』所収のシリーズ『宗教とは何か』〔阿満利麿 著〕をご一緒に読んでおります。比叡山の横川
恵心院の僧都 源信作と伝えられる『横川法語』には「なぜ『南無阿弥陀佛』と称えることが凡夫にとって佛になる
道となるのか」が簡潔に述べられています。ご参加をお待ち申し上げております。合掌
講師:梶田真章 |
「再び アラビンディア at 法然院」
10月22日(金) 午後7時(午後6時半開場)
於 本坊
ウード(アラブの弦楽器):常味裕司
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参加料 ご予約 2500円 当日 3000円
ご予約は法然院サンガまで
「地球のうた〜自然の中で〜」
10月23日(土) 午後6時(午後5時半開場)
於 本堂
馬頭琴:江崎史朗
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白馬・鳥のうた・鶴の巣籠り・夜来香 等 |
参加料 前売 2500円 当日 3000円
お問い合わせ:木田眞知子 Tel.090-9614-1129
地球のうた実行委員会 matka@ezweb.ne.jp(携帯電話からのみ受信)
「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座」
『法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜』
10月26日(火)、11月30日(火)、12月21日(火)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)
〔11月30日は法然院にて〕
受講料 8,190円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「第163回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
10月26日(火)
午後3時〜6時
参加志納
於 本坊
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時〜3時半 おつとめ
「法然院中興第2世宣譽忍澂和尚300回忌法要」 第2部 午後3時半〜4時15分 おはなし 「忍澂和尚のこと(300回忌を迎えて)」 梶田真章 第3部 午後4時半〜6時 「宣譽忍澂和尚 300回忌 奉納落語会」 出演 桂 雀松、桂 歌之助、桂 二乗 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com