法然院サンガ: 249
法然院サンガからのご案内
N-0249-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
キヌガサタケの生える季節になりました。竹藪が猪に荒らされて以前ほど生えませんが、「キノコの女王」と呼ばれる美しい姿を少しは楽しめます。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。6月前半はほとんど雨が降りませんでしたが、先日、まとまった雨が降りました。これから梅雨の後半ですね。水不足にならぬよう、災害が無いよう、適度に雨が降ることを願っています。 東北地方太平洋沖地震と大津波、福島第一原子力発電所の事故から2年以上が経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく、『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。 世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が発生しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 法然院 梶田真章 |
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全には年間500万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます
郵便振替口座番号:01050−4−60318
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法然院をお預かりして29年近く、この間の想いを同人誌『連続無窮』第10号(1200円)に、一昨年3月11日の東北地方太平洋沖大地震、福島第1原子力発電所の事故以降半年間の想いを同人誌『連続無窮』第11号(1200円)に、昨年3月14日の京都水族館開業についての想いを同人誌『連続無窮』第12号(1200円)に、「黙祷」という習わしが広まっていることについての念佛者としての想いを同人誌『連続無窮』第13号(1200円)に、私の話を聞いて下さる皆様方との対話の様子について同人誌『連続無窮』第14号(1200円)に書かせていただきました。ご一読賜れば幸いでございます合掌 |
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座 佛教で生きる」
7月 3日(水)、 8月 7日(水)、 9月 4日(水)
午前10時半〜正午
8月 7日:「『無量寿経』〜法蔵菩薩の誓願〜」 9月 4日:「『観無量寿経』〜凡夫の自覚〜」 |
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 8,190円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「内田 樹(たつる)著『街場のメディア論』を読む」
第1回
7月 4日(木)
午後1時半〜3時45分
参加料 志納
於 本坊
第一講 キャリアは他人のためのもの、第二講 マスメディアの嘘と演技を題材に語り合います。
ご参加いただける方はテキスト(光文社新書740円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
「第21回 ちおん舎・新・染屋町寄席」
7月 5日(金)
午後7時(午後6時半開場)
於 ちおん舎
京都市中京区衣棚通(烏丸通から西へ三筋目)三条上ル西側
Tel.075-221-7510]
笑福亭呂竹 「江戸荒物」 桂 出丸 「花筏」 桂 ちょうば 「お楽しみ」「京の茶漬」 |
参加料 ご予約 1700円 当日 2000円
お問い合わせ・ご予約は法然院サンガまで
「むすひの杜 出合いの会 テーマ:つなぐ“命”つながる“命”」
7月 7日(日)
午後4時〜7時(午後3時半開場)
於 方丈
午後4時〜 山本公成コンサート
出演:山本公成(笛)、山本ほしこ(リトアニア琴) 午後4時15分〜 講演「いのちのふるさと〜あとからくる者のために〜」 中嶌哲演(福井県小浜市 真言宗明通寺 住職) 午後5時20分〜 講演「ミツバチと森〜生き方はミツバチが教えてくれる!?〜」 吉川 浩(大和ミツバチ研究所 代表) 午後6時〜7時 出合いと分かち合い |
参加費 2000円(当日 2500円)
主催・お申し込み・お問い合わせ:むすひの杜
大阪府堺市南区庭代台2−4−44 Fax.072-292-4089
Tel.090-5058-8254[9:00〜15:00](豊永さん)
E-mail:musuhinomori@gmail.com
「東北関東大震災 物故衆生 月忌 追悼法要」
7月11日(木)
午前11時
参加 志納
於 本堂
地震発生から2年4ヶ月。追悼や被災者に心を寄せるお気持ちを何らかの形で表現されたい方は
お集まり下さい。志納されたお金は「未来の福島こども基金」へ寄付させていただきます。
合掌 |
「夏の夜の黙劇と語りのコラボ」
7月13日(土)
午後7時(午後6時開場)
語り:大森くみこ |
『夏の医者』 |
於 本坊
前売 3000円 当日 3500円
必ずご予約下さい。
ご予約はファックスまたはメールで Fax.0798-70-7269 E-mail:denf@guitar.ocn.ne.jp
お問い合わせ 藤井さん(Hp.090-1149-8565)まで
「『仏教入門』(三枝充悳(さいぐさみつよし)著・岩波新書)を読む」
第11回
7月18日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
(テキストをお持ちでない方は、別に850円が必要です。)
平川 彰 先生の「仏教入門」を読ませていただいてから時が流れましたので、此度は三枝先生の「仏教入門」を
取り上げております。入門とはいえ、難しい内容を含んでおりますが、ご一緒に読んでまいりましょう。
梶田真章 |
「こころのお話『法然上人に学ぶ』」
7月21日(日)
午後2時〜3時半
講師:梶田真章
参加 無料
於 財団法人 千里老人文化センター「好日荘」
吹田市佐竹台一丁目2−1 Tel.06-6871-0132
阪急千里線 南千里駅から徒歩5分。
南千里駅から東に行き、佐竹台二丁目の信号を右折、少し行って右側。
「放生会(ほうじょうえ)」
7月22日(月)
午前10時半
参加 志納
於 本堂
生命尊重の精神(不殺生戒の心)を示すため、鯉を入れた桶を本堂の縁側において法要を厳修し、鯉を池に 放ちます。粗餐呈上いたします。 |
事前申込制:ご参加いただける方は7月18日までにお申し込み下さい。
「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座 佛教で生きる」
7月23日(火)、8月27日(火)、9月24日(火)
午前10時半〜正午
7月23日: 「『大日経』『般若理趣経』〜密教とは何か〜」
8月27日: 「『無量寿経』〜法蔵菩薩の誓願〜」 9月24日: 「『観無量寿経』〜凡夫の自覚〜」 |
講師:梶田真章
受講料 8,190円(3回)
於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 中之島フェスティバルタワー18階)
*9月24日は法然院にて
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「第196回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
7月26日(金)
午後3時〜6時
参加志納
於 本坊
ご予約不要です。
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時〜3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし「御質問に答える」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 落語
桂 小鯛:『開口一番』
桂 塩鯛師匠のお弟子さんで進境著しい
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「第11回 善気山遊びの寺子屋〜おてらで なんか やったはる〜」
7月28日(日)〜30日(火)
別紙のチラシを御覧下さい。
チラシの内容は、法然院森のセンターのホームページでもご覧いただけます。
当日のプログラムをボランティアスタッフ〔菩薩〕として支えて下さる方を募集しています。
お手伝いいただける方は、法然院森のセンターまでご連絡下さい。
Tel.075-752-4582
E-mail:moricent@deluxe.ocn.ne.jp
「祈り〜山門にて〜」
7月28日(日)
午後4時15分〜5時半
竹笛:山本公成 |
(雨天のときは本堂で)
参加費 予約:800円 当日:1000円 (中学生以下は無料)
ご予約は前日までに法然院森のセンター(Tel.075-752-4582)へ
「お坊さんにきいてみよう」
7月29日(月)
午後1時〜1時45分
聞き手:梶田真章
参加料 おさい銭
お坊さんに聞いてみたいことがある人は、子どもも大人も集まりましょう。
何でも聞いてお坊さんを困らせてみよう。
「真夏の音楽会 Vol.Xl」
『そよ風とギターと蜩(ひぐらし)と』
7月30日(火)
午後4時15分〜6時
於 方丈
溝淵仁啓(ギター) と その仲間たち |
参加料 ご予約 800円 当日 1000円〔(中学生以下:無料)
ご予約は前日までに法然院森のセンター[Tel.075-752-4582]へ
「内田 樹(たつる)著『街場のメディア論』を読む」
第2回
8月 1日(木)
午後1時半〜3時45分
参加料 志納
於 本坊
第三講 メディアと「クレイマー」、第四講 正義の暴走を題材に語り合います。
ご参加いただける方はテキスト(光文社新書 ・740円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com