法然院サンガ: 278
法然院サンガからのご案内
N-0278-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
今年の紅葉は10月の後半に晴天が続き過ぎて葉が乾き、11月の冷え込みも殆どなく、色づく前に風雨で散る葉が多く、残念な晩秋になりました。いかがお過ごしでしょうか。12月は下記の通り御参加をお待ち申し上げております。 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。雨漏りに悩まされている食堂[文殊菩薩像を安置しており、毎月の佛教書を読む集いや読書会に利用しています]の屋根の葺き替え工事を実施しています。7月17日から18日にかけての豪雨で墓地内の崖の一部が崩れたため復旧作業を余儀なくされております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく、『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。 世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が発生しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 法然院 梶田真章 |
「上田紀行著『人間らしさ〜文明、宗教、科学から考える〜』(*)を読む」
第3回
(*)角川新書
12月 3日(木)
午後1時半〜3時45分
「第4章 御縁のなかで生きる」「第5章 人間らしい人を育てる」を題材に語り合います。 |
参加料 御志納
ご参加いただける方はテキスト[864円]をご購入の上、事前にお読み下さい。
「デコラティブペイント作品展」
12月 4日(金)〜 6日(日)
午前9時〜午後4時
無料
於 講堂
主催:アトリエスノーホワイト
代表 森井八恵子
Hp http://www.geocities.jp/snowwhite_ym
皆様をお出迎えするのは、様々なデザインの羽子板とクラシカルなバラや愛らしい絵付け家具です。 |
「第46回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾『歎異抄』を読む」
その4
第4条
12月 6日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。
テキスト『歎異抄』[阿満利麿 訳・注・解説]を購入される方は別に1000円が必要です。
「阿満利麿先生を囲んでの懇親会」 一乗寺の旬彩「いかわ」にて 会費 4000円 ご参加のお申し込みは12月2日までにお願いいたします。 |
「杉原淳平 墨絵展」
12月 8日(火)〜13日(日)
午前10時〜午後5時
最終日は午後4時まで
草花に宿る精霊たちの作品展です。
鑑賞無料
於 講堂
「中野 亘 陶展『土の繭』」
12月 8日(火)〜13日(日)
午前10時〜午後5時
鑑賞無料
於 南書院
「成道会(じょうどうえ)」
12月 8日(火)
午前10時半
お釈迦さまの成道(悟りを得られたこと)を讃え、報恩感謝の気持ちを込めて
本堂にて法要を厳修し、経蔵に参拝いたします。
粗餐呈上いたします。 ご参加いただける方は、準備の都合上、12月6日までにお申し込み下さい。 |
「溝淵仁啓 ソロコンサート」
〜ギターひとり語り〜
『土と音と光の夜咄』
12月11日(金)
午後5時半開演
於 庫裏玄関
参加料:ご予約 2000円、当日 2500円
ご予約は亘陶房[Tel.0748-24-0882]まで
「東北関東大震災物故衆生 月忌追悼法要」
12月11日(金)
午前11時
参加 志納
於 本堂
地震発生から4年9ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。 志納されたお金は福島の子どもたちの沖縄での保養プロジェクトや放射能市民測定室での甲状腺 の検診プロジェクトに取り組む「未来の福島こども基金」へ寄付させていただきます。 |
「徳嵩(とくたけ)よし江 キルトアート展」
12月15日(火)〜20日(日)
午前10時半〜午後5時(最終日は正午まで)
無料
於 講堂
展示内容 主に藍木綿を素材としたキルトアート展
作品販売 和の布の繰り回し(リメイク)作品
午後2時〜4時半
「徳嵩よし江 ワークショップ」
定員10名 参加費 2000円
12月17日(木) 午後2時〜4時半
「徳嵩よし江 ワークショップ」
定員10名 参加費 2500円 |
「オープニングミニコンサート インド音楽」
12月15日(火)
午後6時〜7時半
料金 1000円(子ども同伴可)
タブラ:吉田 元 |
「コンサート ラーガとマカーム」
12月19日(土)
午後1時半〜3時
午後6時 〜7時半
料金 2000円(子ども同伴可)
ウード :常味裕司 |
ワークショップとコンサートのお申し込みとお問い合わせは伊藤美郷さん
[Tel.070-1388-1059 mail@anjalimusic.jp]
常味素蘭さん
[Tel.090-9109-7732 fisfisnoi@gmail.com]まで
「中村 元著『往生要集(源信著)を読む』(*)を読む」
第7回
(*)講談社学術文庫
12月17日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(テキストをお持ちでない方は別に1000円が必要です。)
中村 元 先生の解説により『往生要集』をご一緒に読んでいます。ご参加をお待ち申し上げております。 |
「第14回 夷川サロン講座〜佛教に親しむ〜」
『年中行事と宗教心』
12月22日(火)
午後6時
梶田真章
参加費 1000円
「第14回 夷川サロン寄席」
〜桂 塩鯛 落語の宴〜
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12月22日(火)
午後7時半
参加費 2500円
サロン講座とサロン寄席の両方にご参加の方は、通し券 3000円
各定員:35名(必ずご予約TEL:075-256-3759下さい。)
主催:アートステージ567
会場 京都市中京区夷川通烏丸西入巴町92(コロナ堂2F)
「第225回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
12月23日(水・祝)
午後3時〜6時15分
参加志納
於 本坊
準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒に礼拝をいたします。 第2部 午後3時半〜4時45分 おはなし 「対談『お寺の未来』」 松本紹圭(未来住職塾塾長)×梶田真章 第3部 午後5時〜6時15分 「歳末落語会」 出演:桂 佐ん吉 (平成27年度NHK新人落語大賞受賞) 桂 米紫 (第10回繁昌亭大賞奨励賞受賞) *進境著しい旬の御二人をお招きします。乞う御期待! |
著書に HYPERLINK "http://astore.amazon.co.jp/higanji-22/detail/4478910324" 『おぼうさん、はじめました。』 HYPERLINK "http://astore.amazon.co.jp/higanji-22/detail/4062726467" 『お坊さん革命』 HYPERLINK "http://astore.amazon.co.jp/higanji-22/detail/4799100793" 『脱「臆病」入門』 HYPERLINK "http://astore.amazon.co.jp/higanji-22/detail/419863646X" 『お寺の教科書』など。 |
「2015年 法然院サンガ 歳末懇親会」
12月23日(水・祝)
午後6時半(午後6時15分から受付)
どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。
参加料 2000円
各自、交換用の贈り物(予算ご自由)を一品ご持参下さい。差し入れも歓迎いたします。
ご参加いただける方は、準備の都合上、法然院サンガへ12月20日までに必ずご予約下さい。
「除夜の鐘」
12月31日(木)
午後11時半〜
参詣者に一つずつ鐘を撞いていただき、年を越します。
参加志納
於 鐘楼
お申し込み不要です。
先着順にお並び下さい。
長時間お並びいただきますので防寒にご留意下さい。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com