法然院サンガ: 303
法然院サンガからのご案内
N-0303-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
氷点下の厳しい冷え込みの朝も交じる歳末となりました。皆様方には、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。本年は10月22日の夜から23日未明に最接近した超大型の台風21号による暴風雨により木々が十数本倒れるなど境内の環境維持の難しい年となりましたが、幸いにも伽藍への被害は免れ、皆様方のご支援、ご協力の下、おかげさまで年を越せそうでございます。誠にありがとうございました。どうぞ佳い御歳をお迎え下さい。下記の通りご参加をお待ち申し上げております。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 近隣の「甘夏ハウス」で毎週金曜日の夕方に「あまなつだれでも食堂」が開かれています。子どもは無料、大人は原則500円(増減可能です)で夕飯が食べられます。この活動を御支援いただける方は下記へお振込み下さい。
ゆうちょ銀行 四四八(ヨンヨンハチ)店 普通預金
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「除夜の鐘」
12月31日(日)
午後11時半
鐘楼にて参詣者に一つずつ鐘を撞いていただきます。
長時間お並びいただきますので防寒にご留意下さい。
「新春法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」
1月 1日(月・祝)
午後2時〜3時
講師:梶田真章
参加志納
於 南書院
「新春法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」
1月 2日(火)
午後2時〜3時
講師:梶田真章
参加志納
於 南書院
「東野健一さんを各々の心に重ねる集い」
1月 6日(土)
午後4時〜7時
参加 御志納
於 本坊
法然院でも何度も巻物紙芝居を語って下さった画家でインドの巻物紙芝居師(ポトゥア)の東野健一さんは2017年 1月 6日に70歳(数え歳)で他界されました。一周忌にあたり追悼法要を厳修し、ご口演のDVDを鑑賞し、それぞれの心に重なる東野健一さんを確認し、語り合う集いを開きます。有縁の皆様方のご参加をお待ち申し上げております。 |
「インドに伝わる絵巻物『ポト』を描き、紙芝居のように語る絵巻物師『ポトゥア』として活躍してきた東野健一さん=神戸市須磨区=が今月6日、がんのために同市内の病院で亡くなった。70歳だった。東野さんは40歳で大手企業を退職。その前に大阪日本民芸館で目にしたポトに魅せられて、インドの西ベンガルを訪問。帰国後、インド人以外ではおそらく唯一のポトゥアとして活動してきた。ポトに描かれるのは想像上の世界を含めた動物や植物、インドの神様など。東野さんの滋味あふれる絵に大きな声と身ぶりが重なると、動物や神様が生き生きと動き出し、見る者を一気に引き込んだ。一昨年、末期の胃がんで余命半年と宣告された。東野さんは、大きな治療をせず『やることをやりきろう』と決めた。昨年1月17日に神戸市内で開いた『宇頂天果無ポトゥアの宴』は、『最後のイベントになると思う』と自ら告知。笑顔に包まれた宴で、約1300人が東野さんの芸を目に焼き付けた。その後もインドを訪れるなどしていたが、秋に体調が悪化した。『見事に生ききった』と話すのは、長年の友人で葬儀委員長を務めたイラストレーターの涌島克己(WAKKUN)さん。自らを『表現の芸人』と最後に書いた東野さんは、ポトを体現するように人々と生の交流を愛し、自然に返るように旅立った」【岸 桂子】(2017年1月25日 毎日新聞 夕刊) |
「2018年 法然院サンガ 新年会」
1月 7日(日)
参加料 御志納
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
準備の都合上、
第4部の「新年宴会」にご参加いただける方は、
1月 5日までに必ずご予約下さい。
第1部 午後3時 〜 3時半 「新春のお念佛」
本堂でご一緒に南無阿弥陀佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時15分 法話 「今年も専修(せんじゅ)念佛に生きる」 梶田真章 第3部 午後4時半〜5時45分 大道芸で新春を寿ぐ 出演「遊びの玉手箱」大塚珠代さん 他 第4部 午後6時〜 「新年宴会」
各自、交換用のプレゼントを一品 差し入れ歓迎いたします。 |
新年宴会会費 2000円
「東北関東大震災物故衆生月忌(がっき)追悼法要」
1月11日(木)
午前11時
参加 志納
於 本堂
地震発生から6年10カ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。
志納されたお金は被災者支援のため、「未来の福島子ども基金」へ寄付させていただきます。
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「鷲田清一・山極寿一著『都市と野生の思考』(*)を読む」
第3回
(*)集英社インターナショナル新書
1月11日(木)
午後1時半〜3時45分
第7章「食の変化から社会の変化を読む」、第8章「教養の本質とは何か」、第9章「AI時代の身体性」、おわりに を題材に語り合います。 |
ご参加いただける方はテキスト(740円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
参加料は御志納です。
「第48回ちおん舎・新・染屋町寄席」
1月12日(金)
午後7時(午後6時半開場)
於 ちおん舎
京都市中京区衣棚通(烏丸通から西へ三筋目)三条上ル西側
Tel.075-221-7510
桂 二乗 「お楽しみ」 2席 笑福亭喬介 「お楽しみ」 2席 |
参加料 ご予約 1700円 当日 2000円
お問い合わせ・ご予約は法然院サンガまで
「朝日カルチャーセンター京都 佛教と出逢う」
1月17日(水)、 2月 7日(水)、 3月 7日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
1月17日(水) 「浄土宗(鎮西派)の教え」
2月 7日(水) 「浄土真宗の教え」 3月 7日(水) 「時宗の教え」 |
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 8,748円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「兵庫県南部地震 物故衆生追悼の集い」
1月17日(水)
午後2時
当院では震災後、1ヶ月、3ヶ月、初盆、一周忌、一周忌以降は毎年1月16日か17日に追悼の集いを開いてまいりました。ご都合の良い時刻からご参加下さい。 |
第1部 午後2時
「兵庫県南部地震 24回忌 物故衆生追悼法要」 於 本堂 もう23年、まだ23年。心から追悼の気持ちを表したく存じます。 第2部 午後2時45分 「兵庫県南部地震の被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」 於 鐘楼 ご参詣の皆様方に、被災地に向けて一打ずつ鐘を撞いて頂きます。 第3部 午後3時15分〜4時 「追悼演奏」 於 本坊 揚琴(ようきん・ヤンチン):友枝 良平
友枝さんには震災後、毎年、追悼演奏をお願いしてきました。
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「宮元啓一著『わかる 仏教史(*)を読む」
第5回
(*)角川ソフィア文庫
1月18日(木) 午後1時半〜3時45分
於 本坊 講師:梶田真章
参加料 志納(テキストをお持ちでない方は別に950円が必要です。)
「専修念佛元祖、当院開山法然上人(*)807回忌法要」
(*)(1133〜1212)
1月25日(木)
午前10時半
於 本堂
法然上人の807回忌に当たり、本堂にて念佛を唱え、墓地最上段の法然塔に参拝いたします。後、粗餐呈上いたします。準備の都合上、ご参加いただける方は1月22日までにご一報下さい。 |
「第250回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
1月26日(金)
午後3時〜6時15分
於 本坊
参加 御志納
準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時〜3時半 おつとめ
本堂でご一緒に礼拝をいたします。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「法然上人の佛教に生きる」梶田真章 第3部 午後4時45分〜6時 おんがく 出演: 桂雀三郎withまんぷくブラザーズ(*) 第4部 午後6時半 「第250回記念懇親会」 参加料 2000円 |
ヴォーカル・ギター:桂雀三郎 ヴォーカル・ギター・作曲:リピート山中 マンドリン:ボルケーノ赤木 ベース:リストーラ久留島 |
於 本坊
ご参加いただける方は1月23日までにお申し込み下さい。
一品持込みを歓迎いたします。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com