法然院サンガ: 305
法然院サンガからのご案内
N-0305-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
2月末日ですが今朝も0.5℃まで冷え込んでいます。余寒お見舞い申し上げます。境内では椿の花が日に日に増えてまいりました。3月下旬から4月上旬の椿の盛りに向かって境内は日々春らしくなってゆきそうです。花粉症にお悩みの方も多い季節でございますが下記の通り御参詣をお待ち申し上げております。皆様方には、なお一層のご自愛の程を念じ上げます。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 近隣の「甘夏ハウス」で毎週金曜日の夕方に「あまなつだれでも食堂」が開かれています。子どもは無料、大人は原則500円(増減可能です)で夕飯が食べられます。この活動を御支援いただける方は下記へお振込み下さい。
ゆうちょ銀行 四四八(ヨンヨンハチ)店 普通預金
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(*)を読む」
第2回
(*)マガジンハウス
3月 1日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
第4章「貧しき友」、第5章「ナポレオンと四人の少年」を題材に語り合います。 |
ご参加いただける方はテキスト(1300円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
参加料は御志納です。
「阿満利麿著『日本精神史〜自然宗教の逆襲〜』(*)を読む」
第4回
(*)筑摩書房
3月 4日(日)
午後1時〜2時半
於 本坊
昨年2月に発行された阿満利麿先生の御著書について著者が語られる読書会です。 |
参加料は御志納です。
テキスト(1800円+税)を事前にお読み下さい。
準備の都合上、ご参加下さる方は事前にお申し込み下さい。
「第55回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『歎異抄』を読む
その13
第14章
3月 4日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院サンガまで。
テキスト『歎異抄』(阿満利麿訳・注・解説)を購入される方は別に1000円が必要です。
今回は、「一生のあひだまうすところの念佛は、みなことごとく如来大悲の恩を報じ、徳を謝すとおもふべきなり」で知られる第14章です。 |
「親鸞著『教行信証』を読む」
第4回
3月 5日(月)
午前10時〜正午
講師:阿満利麿先生
参加料 御志納
於 本坊
準備の都合上、ご参加下さる方は事前にお申し込み下さい。
お待ち申し上げております。
「シンポジウム」
『死刑制度の廃止を求めて』
〜憲法と国連の活動の観点から〜
3月 5日(月)
午後1時〜5時
於 龍谷大学響都ホール校友会館
京都市南区東九条西山王町31
アバンティ9階
● 基調講演 「憲法と死刑」 木村草太(首都大学東京教授)
● DVD上映 「絞首刑を考える」大阪弁護士会作成 ● 基調報告 「国連の理念」 菊田幸一(明治大学名誉教授) ● ゲストスピーチ 漆原良夫(前衆議院議員)ほか |
「思考の転換(パラダイムシフト)」
コーディネーター
海渡雄一(死刑廃止及び関連する刑罰制度改革実現本部副本部長)
スピーカー
木村草太(首都大学東京教授) 森達也(映画監督、作家、ジャーナリスト) 大山寛人(被害者遺族) 梶田真章(法然院貫主) |
主催:日本弁護士連合会
参加料は無料、事前のお申し込みは不要です。
「第8回 善気山文化塾『コミュニティのサイズについて』」
3月10日(土)
午後4時〜5時半(午後3時半開場)
於 本坊
お話:京都市立芸術大学学長、臨床哲学者 鷲田清一 先生
参加料 一般:1000円 大学生:500円 高校生以下:無料
定員 150名
ご予約の方で満席の場合、当日はご参加を御断りすることがございます。
ご予約は法然院サンガまで
「東北関東大震災物故衆生8回忌追悼法要」
3月11日(日)
午前10時半
参加 御志納
於 本堂
午前11時15分
「東北関東大震災の被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」 参加 志納 於 鐘楼 ご参詣の皆様方に一打ずつ鐘を撞いていただきます。
午後11時45分〜午後0時半
「追悼演奏」 龍笛:出口煌玲、筑前琵琶:片山旭星
午後0時半〜
粗餐呈上いたします。 |
地震発生から7年。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。上記の行事にご参加の方々には粗餐を呈上いたしますので、準備の都合上、ご参加いただける方は3月8日までに法然院サンガまでお申し込み下さい。合掌 |
「善導大師(613〜681)1338回忌法要」
3月14日(水)
午前11時
中国浄土教の大成者で、法然上人が「偏(ひとえ)に善導一師に依る」と仰がれた善導大師のご命日に当たり、法要を厳修いたします。粗餐呈上いたします。
準備の都合上、ご参詣いただける方は、3月11日までに電話、ファックス、E-mailでお申し込み下さい。 |
「宮元啓一著『わかる 仏教史』(*)を読む」
第7回
(*)角川ソフィア文庫
3月15日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
テキストをお持ちでない方は別に950円が必要です。
「第49回 ちおん舎・新・染屋町寄席」
3月16日(金)
午後7時
(午後6時半開場)
於 ちおん舎
京都市中京区衣棚通(烏丸通から西へ三筋目)三条上側
Tel.075-221-7510
桂 ちょうば 「お楽しみ」2席 桂 福丸 「お楽しみ」2席 |
参加料:ご予約 1700円、当日 2000円
お問い合わせ・ご予約は法然院サンガまで
「第9回 善気山文化塾」
『超高齢多死社会を豊かに暮らす』
〜宇沢弘文の社会的共通資本から考える〜
3月18日(日)
午後1時半〜3時
(午後1時15分開場)
お話:宇沢国際学館代表取締役・内科医 占部まりさん(宇沢弘文先生のご長女)
参加料:一般 1000円、大学生 500円、高校生以下 無料
ご予約は法然院サンガまで
「第31回 お寺で楽しく考古学」
『考古学から探る出雲大社の謎』
3月21日(水・祝)
午後4時〜6時(午後3時半開場)
お話:関西外国語大学教授・考古学者 佐古和枝さん
参加料 1000円
ご予約は法然院サンガまで
「お彼岸はお寺にいこう!」
〜おもしろ絵解き・地獄と極楽〜
3月23日(金)
午前10時、11時、午後1時、2時、3時
口演:桝田 英伸 和尚
参加料は投げ銭です。
於 境内
「第2回 京の韻(みやこのひびき)
箏・柳川三味線・胡弓・尺八コンサート」
3月25日(日)
午後5時(午後4時半開場)
於 本堂
箏組歌 若菜(八重崎検校作曲?) 京乱(八橋検校作曲) 山姥(浦崎検校作曲) 梅の宿(菊岡検校作曲・八重崎検校箏手付) 芦刈(作曲者不詳) 八重衣(石川勾当作曲・八重崎検校箏手付) |
伊藤志野・植梶寿子・梅辻理恵・岡村博子 香田律子・小西敬子・佐藤貴美子・椙村 恵 高木理恵・戸田綾乃・飛山百合子・豊田理奈 半田千恵子・福原左和子・吉田宏子・義本法子
尺八
岡田道明 |
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
参加料:御予約:2500円、当日:3000円、学生:1000円
(小中高生:無料・未就学児は不可)
ご予約は法然院サンガまで
「第252回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
3月26日(月)
午後3時〜5時45分
参加 御志納
於 本坊
ご予約不要です。
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし「即身成佛について」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 落語 出演 桂 団朝 さん |
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
椿の法然院で聴く
『パワースポットについて』
3月29日(木)
午前10時半〜午後1時
講師:梶田真章
精進料理の昼食付
参加料 5292円
お申し込みは、朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)まで
「春季 伽藍内特別公開」
4月1日(日)〜7日(土)
午前9時半〜午後4時
文化財保存協力料 500円
方丈の重要文化財の襖絵、大書院の龍の襖絵、中庭の三銘椿(花笠椿・貴(あて)椿・五色散椿)などをご鑑賞下さい。
随時、法話もいたしております。聴講ご希望の方は当日の朝に法話開始の時刻を電話でお問い合わせ下さい。 合掌 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com