法然院サンガ: 393

法然院サンガからのご案内

N-0393-J

2025年 6月29日更新

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内と御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 紫陽花が咲き、沙羅の花が咲き散り、廬山白蓮の蕾が膨らむ候となりました。方丈庭園ではハンゲショウ(半夏生)の白い葉が目立っています。昨日、観測史上最も早い近畿地方の梅雨明けが発表されました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか、暑中お見舞い申し上げます。

 ロシアによるウクライナ侵攻開始から3年4ヶ月経ちましたが戦火は収まらず、イスラエルによるガザ地区への攻撃にも終わりが見えず、イランとイスラエル・アメリカとの対立関係も中東の未来に暗い影を落としています。お釈迦さまの教え、「愛は地球を救わない。自己愛が他者との争いの原因、国民の絆や愛国心が戦争の原因」を改めて実感する日々です。ウクライナやパレスチナに限らず、ミャンマー、ウィグル自治区など戦争・紛争により図らずも命を落とす方、食糧不足により飢餓に苦しまれる方が後を絶たず、心痛む日々が続きます。

 このような状況ですが、引き続き「法然院 災害対策基金[一口1万円で目標は1億円]を積み立てております。現在まで賜わりました御寄付は約4280万円となっております。受入口座は下記の通りです。宜しくお願い申し上げます。

  京都銀行  銀閣寺支店  普通預金  口座番号:0436184 
  口座名義:宗教法人 法然院

 御本尊に供えられた菓子や果物を困窮家庭におすそ分けする「おてらおやつクラブ」にも協力しておりますので御家庭で余っている食品〔菓子・果物・米・海苔・醤油・油等〕をお届け下されば活用させていただきます。皆様がお届け下さった食品は、これまでの11年5ケ月間で困窮家庭や困窮家庭を支援されている団体に409回、送らせていただきました。ありがとうございます。

 おかげさまで茶室「如意庵」の修復工事は3月11日に完了いたしましたが、他にも修理が必要な箇所が多数ございますので費用をご支援いただける方は下記までお振込み賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。既に御寄付を賜りました皆様方には心より御礼申し上げます。  

  京都銀行  銀閣寺支店  普通預金  口座番号:0865232  
  口座名義:宗教法人 法然院

 2011年3月11日午後2時46分に発生した東北地方から関東地方の太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0の地震と津波による東日本大震災により他界された方々、更には犬・猫・水族館の魚など、ヒト以外の動植物を含む一切衆生の成佛を信じるために地震の翌日から「東北関東大震災物故衆生之霊」の位牌を安置して念佛を唱え、毎月11日には追悼法要を厳修しております。2011年5月1日〜7日に勤めた第1回「悲願会」から本年5月3日〜5日に勤めた第29回「悲願会」まで被災者に心を重ね被災地の復興に関わる決意を表す「悲願会」<法要、コンサート、茶席、バザー、美術作品の展示、対話の時間など>を開きました。発災から14年を経ても被災地<特に福島県浜通り>の復興は未だ道半ばにも届かず、大震災後ではなく未だ大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。

 800年前に法然上人(1133〜1212)は、「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界〔浄土〕である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。

 新型コロナウイルスの感染拡大により他の出来事についての情報に接する機会が減っておりますが、世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しております。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。

 心の潤いと糧の補給に体調に留意されつつ、お立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                                   合掌

                            法然院  梶田真章

「第81回 遊心会」
『奥能登 祈りの旅』
〜 5月28日(水)〜30日(金)〜
ご報告

参加者は13名

 初日は7時半に京都をレンタカーで出発、石川県津幡町の「ミエル(Miel)」で昼食(洋食)をいただきました。丁度津幡町出身の大の里関の新横綱昇進が決まった日で、大の里関も食事されたことのある店でお祝いすることができました。続いて珠洲市の奥能登最古(1768年創業)の酒蔵である宗玄酒造に立ち寄り、珠洲市の真宗大谷派乗光寺を再訪し、建物は倒壊を免れたものの内部は復旧作業が緒についたばかりの本堂入口で追悼の念佛を唱えました。奥能登では多くの寺院が壊滅的な被害を受け、珠洲市でも約60ヶ寺のうち40ほどの寺院の本堂と庫裏が倒壊し、再建が危ぶまれています。乗光寺の住職ご夫妻から漸く復旧に向けての設計者と工事業者が決まり、人口減少の中、莫大な費用をどう捻出されるのか、復旧までの長い道程を聞かせていただきました。初日は能登町の洞窟風呂で有名な能登九十九湾(つくもわん)百楽荘に泊まりました。二日目は先ず輪島市の市街地の東、外海に面して棚田が広がる白米(しらよね)千枚田を訪れました。1004枚のうち昨年田植えが出来たのは120枚、今年は250枚。復旧作業が続いていました。輪島市では60以上の漆器店の品々が並ぶ輪島塗会館を訪ねました。2階の展示資料室は地震によりガラスが割れたままで見学できませんでした。ショッピングセンター ワイプラザ輪島内で臨時に開かれている輪島朝市を訪れ、揚浜式による中前製塩の「大谷塩」を購入しました。中前賢一さんは地震で自宅が倒壊して77歳で他界され、9月の豪雨では塩田に土砂が流入するなど「大谷塩」の存続が危ぶまれていましたが山形県在住の三女が再興され、製塩が復活しています。輪島港近くの岸壁で追悼の念佛を唱えた後、13人の料理人が昨年8月初旬に開かれた「芽吹(Mebuki)」で昼食をいただきました。永平寺と並ぶ曹洞宗大本山である横浜市鶴見区の總持寺は1911(明治44)年に建立されましたが、それ以前は輪島市門前町にあり、總持寺祖院とよばれています。2007年の能登半島地震による被害から復旧したばかりでしたが昨年元日の地震で再び本堂が傾き、一部の建物が倒壊するなど大きな被害が出ました。昨秋にはまだ残っていた瓦礫は片付けられていましたが、完全復旧には長い年月がかかりそうです。続いて輪島市門前の北前船で栄えた天領黒島で念佛を唱えました。伝統的建造物群保存地区である黒島の建物被害の状況は深刻で、復旧作業は手つかずの状態のようです。その後、2012年春にぶどう畑を開墾するところから始められたハイディワイナリーを訪ねました。大地震によりワインショップとレストランの建物に大きな被害が出てレストランは休業状態、倉庫を改装したワインショップで販売が行われています。その夜は七尾市和倉温泉の日本の宿 のと楽に泊まりました。和倉温泉の旅館20軒のうち、営業しているのは5軒のみです。有名な加賀屋は被災した4棟を再建せず、新館を建設して来年冬に営業を再開される予定です。三日目は1984年創業の能登島ガラス工房を訪ねました。珪藻土を含み能登ブルーと呼ばれる器を購入しました。続いて七尾市の「のと里山里海ミュージアム」を見学、能登半島で古くから培われてきた暮らしの様子を学びました。傍には能登国分寺跡があります。昼食は富山県氷見市の「道の駅 氷見」で寿司などを賞味し、最後に、ご住職が若い頃に法然院で起居されたことがある氷見市の浄土宗西念寺に参拝、追悼の念佛を唱えて、お話をお伺いし、京都に午後8時頃帰着し、旅を終えました。今後も微力ながら奥能登の復興に関わってゆきたく存じます。 
                                合掌


「朝日カルチャーセンター京都教室
講座
『阿弥陀佛の物語を聞く』

 7月 2日(水)、 8月 6日(水)、 9月 3日(水) 

午前10時半〜正午

講師:梶田真章
(オンラインでも受講できます)

於 朝日カルチャーセンター京都教室
(河原町通四条下ル西側 京阪四条河原町ビル2階)

受講料 8910円

会員のみが受講できます。
入会金は5500円ですが、70歳以上の方の入会金は不要です。

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都へ
Tel.075-708-2385


河路由佳 著
「『土岐善麿の百首』(*)を読む」
第1回

(*)ふらんす堂

 7月 3日(木)

午後1時半〜3時45分 

参加料 御志納

於 本坊

71ページまでを題材に語り合います。

テキストを事前にお読みください。

 「土岐善麿(1885〜1980)は、青年時代から晩年まで一貫して「歌人」と呼ばれることを厭い、短歌を経済活動に結びつけようとしなかった。頼まれて選者を務めることはあったものの、自ら結社を組織せず、弟子をとらず、短歌の指導書や入門書は書かなかった。海外詠を含めた旅の歌は、すべて新聞社などの仕事の旅である。生活者としての善麿の伴走者が短歌だった。善麿は短歌の脚力を鍛えた。生活派短歌の旗手であった所以である。」
                                河路由佳


「東北関東大震災 物故衆生月忌追悼法要」

 7月11日(金) 

午前11時 

参加料 御志納

於 本堂

 地震発生から14年4ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり 下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。


『地球交響曲(ガイア シンフォニー)第六番』
  「上映会」

 7月13日(日)

午後1時半〜3時37分 

於 本坊

監督


龍村 仁

出演


ラヴィ・シャンカール(シタール奏者)
  ケリー・ヨスト(ピアニスト)
  ロジャー・ペイン(海洋生物学者) 他

鑑賞料:一般 1000円、大学生 500円
高校生以下は無料

定員 50名

満席になり次第、締め切ります。

お申し込みは法然院サンガまで


「密教とは何か」
〜即身成佛〜

 7月24日(木)

午後1時半〜3時45分 

講師:梶田真章

参加料 御志納

於 本坊


「放生会(ほうじょうえ)」

 7月25日(金)

午前10時半 

参加料 御志納

於 本堂

 生命尊重の精神(不殺生戒の心)を示すため、鯉を入れた桶を本堂の縁側において法要を厳修し、鯉を池に 放ちます。

 粗餐呈上いたします。

 事前申込制:ご参加いただける方は7月20日までにご連絡下さい。


「第340回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 7月26日(土)

午後3時〜5時45分 

参加料 御志納

於 本坊

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半


    おつとめ  

    本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。


第2部 午後3時半〜4時半


    おはなし

    「『阿弥陀佛の物語を聞く』その15」 梶田真章


第3部 午後4時45分〜5時45分


    落語

    出演:桂 力造 さん

       (ざこば師匠の五番弟子、2025年3月に襲名)


2025年の主な行事予定


 2月15日     「涅槃会」

 3月14日     「善導大師忌」

 4月 1日〜 7日 「春季伽藍内特別公開」

 4月 8日     「灌佛会(花まつり)」

 4月29日     「一日授戒会」

 5月 3日〜 5日 「第29回悲願会」 

 6月25日     「中興第1世 萬無和尚忌」

 7月25日     「放生会(ほうじょうえ)」

 8月24日     「地蔵盆」

 9月10日     「廣布薩(こうふさつ)」

11月10日     「中興第2世 忍澂和尚忌」

11月18日〜24日 「秋季伽藍内特別公開」

12月 8日     「成道会」

12月31日     「除夜会」

*毎月26日     「善気山念佛会」(12月を除く)


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

2025年 6月29日

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689
Fax. 075-752-1083
E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
または
E-mail:byakurenja1212@gmail.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


郵便振替口座

口座記号番号:01050ー4ー60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)


ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

当座預金 口座番号:0060318

名義:本山獅子谷法然院


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: byakurenja1212@gmail.com